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いよいよ今週末、ハーツクライが出走する“キングジョージ”がイギリス・アスコット競馬場で行われる。舞台となるアスコット競馬場はスタンド、そしてコースの一部が改修され、スタンドは本当に立派な、近代的なものになったと聞いている。一部の写真を見ていると、“日本のそれ”に近いような気もするが、ある海外記者のコラムには「まるで国際空港のようだ」と表現されていたのが実に興味深い、一体どんなところなのだろう?

コースに関しては、以前から「非常にタフなコース」と言われているアスコット。まあ、これはヨーロッパのコースなら、大抵どこでも言われることだが、実際に数字を調べてみて、ビックリしてしまった(過去のレース映像を見ていても、あまり感じなかったのだけど)。

“キングジョージ”が行われるアスコット競馬場2400mのコースは、スタートからしばらく(1000mくらい)はひたすら下って行き、そこからゴール手前まで、また同じだけ上ってくるとのことなのだが、その高低差、なんと“20m”もあるということなのだ。

日本の競馬場の高低差を調べてみると、せいぜい2〜3mくらい、最高でも4mくらいであり、スケールがあまりにも違いすぎる気が…。それでも僕から見れば、中山の直線の急坂だってかなりなものに見えるし、淀の坂を初めて現場で見た時は「こんなに凄い上り坂になっていたんだ」と一人感動したものだったのだけどなあ。

実際に“高低差20m”がどんな風に見えるのかは、行ってみなければわからないけど、この数字だけをとって考えてみても、ハーツクライにとって、これまでの日本やドバイでの戦いとは全く違ったものになるのだろうということは容易に想像できる。

それでも、その過酷な舞台を克服して、世界NO.1評価のハリケーンランらを相手に、堂々たる勝利を期待したいものだ。


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