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今年の各競馬場の芝コースの特徴は一言で言えば「外からの追い込みが利きづらい」ということだろうか。極端な先行馬有利の馬場になっているような印象を持っている人も多いようだ。

 この現象は恐らく芝コースの育成管理技術が向上したためだと思われる。レースを使われた後の傷みが軽微で回復が早い。従ってコースロスなく内を回った馬がそのアドバンテージを生かせる状態が開催日を重ねても続くことになっているのだろう。結果、内を回ることの多い先行馬が有利となり追い込みは不利ということになる。

 これを不公平という人もいるようだが、よくよく考えてみれば外国の競馬でコーナーで大外を回ってくる馬が勝つケースは極めて稀だ。どの騎手も少なくともコーナー部分では距離にロスのある大外は回らないのだ。

 これまで日本ではレースを重ねてくると芝の内側が荒れてきて先行馬に不利に働く不公平な馬場になっていたのが今年になって改善されたと言うのが正しい。より公平な馬場になったわけだ。

 なかなかイメージを変えるのは難しいとは思うが、騎手も予想者も馬券を買うファンも今の馬場に早く対応しなくてはならない。他人より先に傾向を掴んで高配当を手にしよう。


(佐藤 泉)


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