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ここまでの中央競馬騎手成績を眺めていると、上位から数えて40数番目に並んでいる石橋守騎手の成績に目が止まる。ここまで(6月7日時点)の成績「7」勝。昨年がトータル18勝の成績を考えると、昨年と同じようなペースなのかも知れないが、その「7」勝の中には、重賞2勝とG1皐月賞と日本ダービーの 2勝が含まれている。これだけ中身の濃い7勝はめったにお目にかかれないだろう。

1月のシンザン記念は、9頭立てブービーの8番人気ゴウゴウキリシマで逃げ切って勝ち、7年振りの重賞制覇となった。その2ヵ月後の3月中山スプリングSを4番ン人気のメイショウサムソンで制し、春のクラシックシーズンはご存知の通り、皐月賞で初のG1優勝。そして多くの騎手達の憧れであるダービージョッキーにまで輝いてしまった。

春のクラシック戦線では日高の馬が大活躍を見せ、小規模な牧場の沈滞ムードを吹き飛ばしてくれた。騎手も同様に、決して派手ではないけれど22年間真面目に地道に競馬と取り組んできた姿勢が、今年一気に花開いた印象だ。それが、ここまでの「7」勝に結びついたのだと思う。メイショウサムソンは、夏の間は自厩舎で英気を養うようだが、2年連続の3冠馬誕生と石橋守騎手の夏から秋にかけての活躍に大いに期待したい。


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