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先日、超久し振りに映画を観た。銀座のミニシアターで上映中の「かもめ食堂」。結構評判になっている映画だ。ストーリーは、フィンランドで日本食レストランを経営する主人公の女性(小林聡美)が、レストランを通じて色々な人間と知り合い、そして日本食レストランも徐々に繁盛していくというお話。

フィンランドの風景や時間の流れも穏やかで、見る人を優しくさせてくれるが、何よりそこに登場する「食事」が実に魅力的だった。決して豪華な食事では無いけれど、小林聡美と片桐はいりが調理するシナモンロールや、豚の生姜焼き定食、から揚げ定食は、とにかく美味しそうだった。最初、興味本位で料理を眺めている地元フィンランドの人間も、一口食べて納得の表情を浮かべ、笑顔がこぼれる。

そして地元の人間が最も興味を持つのが、おにぎりが登場するシーン。小林聡美と片桐はいりがご飯を一生懸命握り、具を中に詰めて、最後にのりを巻く。食事をするのは、もたいまさこ演じる日本からの旅行者。テーブルに置かれたおにぎりを訝しげに周囲のお客さん達は眺め、旅行者が口に運ぶまで、真剣に見入っている。客席はここでドッと湧くのだが・・。食事も魅力的で、またそこに働く人間が実に魅力的に描かれた「かもめ食堂」、なかなかの美味でした。ただ、空腹時にはかなり辛い思いをするはずなので、上映前には必ず食事を。


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