つい先日、誕生日を迎え（榊莫山、エリツィン元大統領と同じ）３２歳になった。オッサンへの階段を確実に歩んでいるせいか、最近、味覚に変化が現れてきた。主な変化は以下の通り。

●チョコ、ガム類を受け付けなくなった
●果物を食べなくなった
●味噌汁を飲み干す様になった
●ハーブ類を好む様になった

　子供の頃から菓子類はそれほど食べなかったのだが、最近はめったに口にしない。特にチョコやガム・飴は苦手で、ここだけの話、バレンタインデーに貰った義理チョコを丸１年間、冷蔵庫で大切に保存していた事もある。
　同時に果物もほとんど食べなくなった。最近も蜜柑をいただいたのだが、蒼く美しいヴェールに覆われるまで大切に床に置いておいたくらいだ。和菓子もケーキも以前ほど食べない。

　それと同時に塩気や匂いに対する欲求が強くなってきた。少し前までは塩味の強いものが苦手だったので、味噌汁は実だけ食べて汁を残していたのだが、最近は気がつけば飲み干している。漬物も食べる様になったし、塩昆布が家に常備されたりしている。
　香辛料の数も日を追う毎に増え、カルダモンやメース等、もはや何に使うのか自分でも覚えていないスパイスが棚に並んでいる状態だ。それを料理をする度に投入している。



　以上の変化があるからと言って何等不都合が生じていないのだが、もしこれが加齢による影響だとすると、少し寂しいではないか。
　と言いつつ今夜もクイっと塩辛を肴に独り酒。１０年前は自分のこんな姿を想像していなかったのだが・・・。


＜舩山陽司(３２)＞

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