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今年の中央競馬、特にビッグレースを振り返ると、1年の競馬シーンが蘇ってくる。決してディープインパクトだけの1年では無かったのが良くわかる。
 
2月から春の東京競馬場では、福永祐一騎手の活躍が目立っていた。フェブラリーSのメイショウボーラー、マイルCのラインクラフト、オークスのシーザリオ。毎週のようにG1レースでのウイニングランを東京競馬場で目の当たりにした。

3冠レースでの武豊騎手の活躍は言うまでも無く、今年の目標にG1勝利を挙げていた藤田伸二騎手の安田記念のアサクサデンエンでの勝利。天覧競馬となった天皇賞で、ヘヴンリーロマンスを勝利に導いた松永幹夫騎手の馬上での挨拶。テイエムプリキュアでの14年ぶりとなった熊沢重文騎手のG1勝利。どれも印象に残る勝利だった。

思い起こせば、今年のG1レースは、関西のジョッキーか外国人ジョッキーの勝利だった。競走馬もアサクサデンエンが安田記念を勝っただけ。「騎手の西高東低」が際立った1年でもあった。我々、関東での取材が中心のアナウンサーにとっては非常に複雑な思いである。今年は飛び切りのスターホースが誕生したが、騎手同士の凌ぎを削る姿も競馬の魅力の一つ。来年はぜひ、関東所属ジョッキーのG1レースでのウイニングランにも期待したい。


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