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大晦日恒例の「PRIDE男祭り」、メインイベントは小川直也vs吉田秀彦の柔道チャンピオン対決となりました。「Dynamite!!」よりも「男祭り」派の私としては、今年もまたテレビの前で熱く燃える大晦日を過ごせるかと思うと楽しみで仕方ありません。ともに柔道の日本代表として、オリンピックなどで活躍してきた小川と吉田。プロ転向後は、かたやハッスルキャプテン、かたや「ビバ柔道」を掲げる総合格闘家と進む道は分かれましたが、このような形での再対決を大晦日に見られるのはファン冥利に尽きますね。
 報道によるとこの2人、本当に仲が悪いんだとか? 年齢は吉田が1歳若く、同じ明治大の柔道部の先輩後輩という間柄。日本の格闘界を引っ張る2人の直接対決は、94年の全日本柔道選手権以来だとか(この時は吉田が勝利)。プロ転向後はもちろん初対決。直接対決に至るまでのストーリーとしては十分すぎます。

 このカードが決まった時、マスコミは「禁断の対決」と報じました。禁断という響きがまた、ファン心をくすぐりますね。今年の8月にさいたまスーパーアリーナで行われたPRIDEヘビー級タイトルマッチ、王者エメリヤーエンコ・ヒョードルにミルコ・クロコップが挑む一戦も生で観戦しましたが、背筋がゾクゾクするような緊張感が会場を支配していたのを覚えています。
 競馬界で思い出すのが、99年の宝塚記念、スペシャルウィークとグラスワンダーの初の直接対決ですね。そう考えると、実力が高いレベルで拮抗していて、そこに至るまでのサイドストーリーもあり、なおかつ未対決という条件が揃うと、しびれるような「禁断の」対決が生まれるような気がします。

 きょう、有馬記念ファン投票の第1回中間発表がありました。ディープインパクトが約2万5千票、ゼンノロブロイが約2万票。この2頭が3位以下を大きく引き離しています。ディープインパクトが得票数ぶっちぎりにならなかったのは、ゼンノロブロイとの対決が見たいというファンが多いからではないでしょうか?(投票は1人につき10頭までできます)。両者とも高い実力を持ち、未対決。あとはゼンノロブロイが外国馬を一蹴してジャパンC連覇となれば、ストーリーも完璧です。かつての藤波辰爾と長州力、競馬界だとTTGなどの「名勝負数え唄」的な戦いもいいのですが、初対決ならではのドキドキ感、緊張感を味わいたいと思います。


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