岡部元騎手と珍しく長時間話し合う機会がありました。イベント用VTRのインタビューで、彼の現役時代の話を中心に聞いたのですが、その話はいずれ紹介することにして、気になるのは騎手を辞めた後の彼の現状ですよね。
騎手を引退した後、岡部さんの朝一番のお役目は、車庫の扉を開けてツバメを屋外に追い出してやることと、柔らかく明るい表情で語っていました。現役時代は、毎週の調教、競馬、騎手会長、JRAの運営審議会のメンバーと多忙な日々を送っていましたから、その重圧から開放された今は体重も増えて、スーツが全部着られなくなってしまったそうです。
今までしたくても出来なかった長期旅行や家族サービス、友人たちとの楽しい時間を満喫しているようですね。沖縄や屋久島、富士登山の話、船で25時間以上も掛けての小笠原諸島への旅の話が、それこそ溢れるように口をついて出てきます。素面でこれほど饒舌な岡部さんを見たのでちょっとビックリしましたが、それだけ現役時代がプレッシャーの連続であったことが偲ばれます。
さてこの後は?ということになると、まだ具体的な形としては決まっていないようで、ファンの皆さんとの触れ合いは「岡部幸雄展」と新潟記念のイベントということになりそうですね。
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