今月頭、ハリウッドパーク競馬場へ行った際、僕は馬券を買いまくった。とは言っても、５倍もついた、あの美味しいアメリカンオークスでのシーザリオの単勝を買った訳では無い。そもそも、アメリカンオークスの馬券は一円も買っていない。僕が買っていた馬券は、ハリウッドパークのその他のレースや、ケンタッキーダービーで有名なチャーチルダウンズ競馬場はじめとする、その他の競馬場で行われている一般戦だ。

とにかくアメリカの馬券発売システムは凄かった。東海岸で行われているレースはもちろん、全米中の（カナダの一部まで）かなりの競馬場間で、場外馬券発売のシステムがしっかり整っていて、どこかの競馬場にいさえすれば、ありとあらゆる競馬場の馬券を買えるようになっているのだ。アメリカンオークスの日に限って話をしても、１００を楽に超えるレースの馬券が発売されていた。

馬券検討の材料としては、日本で言うところの、競馬四季報の個別情報の羅列のような新聞（デイリー・レーシング・フォーム）をひたすら読むしか無いのだが、中々これが詳細なデータ集となっており、ある程度のイメージは作れるようになっている。この新聞、たしか４ドルくらい（４５０円弱）だったと思うが、そんな発売システムに合わせてか、様々な場の情報を掲載している。アメリカンオークスの前夜、ひたすらこの新聞と格闘し、５０レースちょっとまでは検討できたのだが、さすがに完全読破は不可能だった。

検討の甲斐無く、残念ながら収支は大赤字となってしまった僕の馬券だったが、それでも、全米中の様々な競馬場の馬券を買いまくれることに、日本では感じられない興奮と楽しみを覚えたものだ。

このシステム、アメリカで実際にやっていることなのだから、日本だって、やろうと思えば出来ないはずは無い。中央、地方関係無く、日本中の馬券をどこの場でも購入できるシステムが整う日を（情報面も含めて）、僕は心待ちにしている。

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