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連日、メディアを賑わせている若貴騒動。内容は花田家の醜聞であり、「兄弟は他人の始まり」と言う諺を再認識させられるだけのもの。一方だけがベラベラとしゃべり続ける兄弟喧嘩を見せられる視聴者も堪ったものではない。そう言えば、「沈黙は金」と言う諺もあった。正直なところ、あまり関心がない。

しかし、気になる点もある事はある。その一つは、「優勝決定戦での八百長疑惑」だ。平成7年の九州場所に史上初の兄弟での優勝決定戦が行われた。この若乃花の勝った一番について、貴乃花親方が八百長であった事を匂わせているのだ。この意図がよく分からない。

誰が見ても力の入っていない“無気力相撲”だったし、明らかに八百長であった。でも、多くのファンも関係者も、その茶番を受け入れていたのだ。「兄であり優勝数の少ない若乃花を勝たせたのか」と誰もが納得していたのだ。優勝決定戦で同部屋・兄弟対決。そこで打ち合わせがあったとしても非難される事ではない。
今更、その事に言及してみたところで、決して驚く事ではなく、大騒ぎする必要もない。



今回の騒動が、どれだけ相撲界にプラスに働くのかは想像も出来ないが、もし、マイナスに作用すると考える人がいるならば、すぐにでも貴乃花親方にブレーキを掛けるべきだろう。

良かれと思って、本人が信念を持って行動していたとしても、その事によって、他人が不幸に巻き込まれてしまっては、元も子もない。周囲の人間が諫めるべきなのだが、大抵の場合、信念を持つ人は頑迷で、他人の意見に耳を貸さないし、指摘を受けると逆上したりする。困ったものだ。

こんな下らない騒動で、相撲の人気がまた下がるのかと思うと、悲しくて仕方がない。


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