本来なら最初このコラムは僕の大好きな特撮について書こうと思っていたのだが、今回はひとりのパリーグファンの愚痴の場と化してしまう。野球界、いや経済界の状況が状況だけにお許しいただきたい。

　このコラムを書いている１０月１４日の関西のスポーツ新聞には「ダイエー売却」の文字が躍っている。今まで慣れっこになっていたのだが、今回は本体の産業再生機構活用決定の記事があるため、俄然現実味を帯びている。「とうとうか・・」というのが正直な印象。ついでに西武の堤オーナーも辞任。

　一体どうなってしまうのか。ダイエーは、西武は。仙台に出来る「かも知れない」新球団は？またファンが振り回されてしまうのか？優勝できなかった球団では秋季キャンプの時期。こんなんじゃ選手達だって練習に集中できるはずもない。まして日本シリーズもそっちのけになってしまうかも知れない。

　もういい加減にして欲しい、一から野球界を全部作り直して欲しい。ストの時に野球に興味の無い人によく言われたのが「たかがプロ野球じゃないか」という言葉。たしかに「たかがプロ野球」です。でもそれがダイエーファンのぼく自身にとっては無くてはならないものになっているだけに、来年向けて身売りでも何でもいいから早めにかたを付けて欲しい。

　来年は心から応援できるチームがあるのか？そのチームを身近で応援することができるのか？Ｊリーグは週末に試合が集中しているから競馬関係の仕事をしている身としては鞍替えは不可能。

　とにかく「頑張れプロ野球」「頑張れパリーグ」もう、これだけだ！！


（檜川彰人）

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