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8月のある日、大井競馬場での仕事を終えて、いつものように浜松町駅からJR山手線渋谷方面のホームへ向かって歩いていくと、いつも見慣れた「小便小僧」にちょっとした異変。胸には「五輪」マークのTシャツ、下は真っ赤な短パン、手には日の丸の旗。まさに「オリンピック仕様」の小便小僧に姿を変えていた。夏の間はいつも、麦わら帽子に短パン、浮き輪といった格好なのに今年は4年に一度のオリンピックを意識した、りっぱな姿に変わっていた。何とも勇ましい、その風貌にしばし足を止めて、見入ってしまった。
 
 大井競馬場での仕事や、北海道出張のために浜松町駅を何度も利用してきたので、仕事の行き帰りには、必ずこの「小便小僧」を目にしてきた。立っている場所は、浜松町駅のJR山手線、渋谷・新宿方面へ向かうホームの先頭。銅像の由来を読むと、昭和27年10月14日、鉄道開通80周年を記念して、歯科医師小林光院長より寄贈されたものだそうだ。
 
 4月は桜の木に囲まれ、ランドセルを背中に新入生の格好。梅雨時は、レインコートに傘、夏は麦わら帽子に短パン、ひまわりのTシャツ姿。12月になるとサンタクロースの格好に姿を変える。いつも注意して見ているわけではないが、馬券で損をしたり、仕事で疲れたりの小生の眼をいつも和ませてくれる。
 
 日本選手の大活躍に終わった、今年のアテネオリンピック。誇らしげに映る小便小僧にも、日の丸の旗だけではなく、金メダルでもかけてあげたい気持ちだが、これから秋にかけて衣装がどんな姿に変わっているか、仕事の帰りの「ちょっとした楽しみ」の一つになりそうです。 







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