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2003年。とにかく馬券が当たらない1年だった。年に1回くらい「会心の一撃」があるものだが、そんなものは全く無く、競馬場のアルバイトに「舩山さんが的中して喜んでいるところを見たことない」といわれる始末。(のちほど折檻しておいた)

原因は「迷い」であることは間違いない。前日に買い目を決めておきながら馬体重を見て躊躇したり、無理せずBOXにすれば良いものを、強気に攻めてタテ目を食らったり・・・。
「信念」や「哲学」と言った大層なものは持ち合わせていないので、これもまた仕方ない結果なのかもしれない。

実生活では「信念」や「哲学」に過剰な自信を持つ人ほど厄介な存在はいない。特に「成果を問わず自分の信念を貫く事が大事」と考える陽明学的発想の持ち主が、指導者であったりすると結果は悲惨なものになる。乃木希典は軍人としての美学を貫き通したが、旅順で必要以上の犠牲者を数多く出した。正義感に殉じた大塩平八郎もすぐに鎮圧された。現代で言えば、差し詰め会社経営。「信念」や「哲学」を貫き通して会社が傾くのでは本末転倒だ。もっとも交通費の精算で四苦八苦する私に言われたくないだろうが。

さて、いよいよ有馬記念。一昨年のマンハッタンカフェとアメリカンボスの決着のような「アメリカ馬券」の再現を願い、今年は「大統領馬券」で勝負する。調べた結果、19世紀のフランスに、ペリエと言う大統領が存在していた事が判明。リンカーンとシンボリクリスエスの馬連1点勝負をしてみたい。と言いつつ、ウインブレイズも気になるし・・・。まともに予想して、2年連続でナリタトップロードに裏切られた借りをここで何とか取り返したい。

しかし、「信念」も「哲学」も持ち合わせていない馬券の買い方だなあと、つくづく感じる今日この頃だ。


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