お知らせ:

競馬実況web

先日、大井競馬場正門建物2Fにある『ふるさとコーナー』に行ってみました。この『ふるさとコーナー』、特に何がある訳でもなく、ただ単に、ばんえい競馬を中心に北関東や道営競馬の馬券が買える場外発売所。ですが、これが非常に楽しい。ある意味で画期的なスポットだと、実際に体験して思いました。

僕が行った日は、ばんえい北見と高崎競馬の2場が発売されていました。どちらの競馬新聞も無料配布されていて(数に限りあり)、それを片手にひたすら数字とにらめっこ。慣れない競馬ではあるものの、ある程度数字が並んだ馬柱さえあれば、十分に馬券検討はできます。そして両場分共に、それぞれのモニターがあって、パドックや返し馬の様子もじっくり見ることができます。さらにオッズも、それぞれの場用のモニターで表示されるため混乱することもありません。ただ、マークシートは同じ物を使用しているため、場名の塗り間違いには気をつけなければなりませんけど。

偶然にも、両場の発走時刻が5分ずれていたため、ばんえい→高崎の順で馬券を買い、観戦もばんえい→高崎の順。立ちっぱなしでも、十分楽しめました。

全国各地の地方競馬を、複数場同時に全レース買える施設を初めて体験してみて「これは面白い!」と思いました。同様の施設を街中につくることは無理かもしれませんが、各地の競馬場内や場外発売所内になら、どんどん作って良いのではないでしょうか。あの日の『ふるさとコーナー』には、僕同様競馬をひたすら楽しもうとする多数のファンで賑わっていました。つまり、レースが観戦できて馬券が買える施設さえあれば、どこの競馬だろうと確実にファンはついてくるのです。そんな施設はこれまで無かった、だからこそ、大井競馬場に開設された『ふるさとコーナー』の存在は、ある意味で画期的だと思ったのです。

つい先日、上山競馬まで廃止になったように、地方競馬の運営をめぐる環境は、依然として厳しいものがあります。ですが『ふるさとコーナー』を訪れる熱心なファンのように、競馬が大好きで、どこの競馬でも楽しみたいというファンは確実に存在するのです。現地まで観戦に行くことは出来なくても、自分の生活範囲内でそれを楽しめる場所さえあればファンはついてくる、それを『ふるさとコーナーは』証明しているような気がします。

今僕は、この場で新たに知ったばんえい競馬の魅力に冒されつつあります。JRA、南関東、岩手に続いて、この『ふるさとコーナー』により、また一つライフワークが増えてしまいそう、嬉しい楽しい悩みです(笑)。


お知らせ

お知らせ一覧