最近は通信衛星（ＣＳ）放送の発達で国内外の多くのスポーツを見ることができるようになった。それはそれで嬉しいのだが、
その一方で従来の地上波でスポーツが生放送される時間がすこしずつ減っているような気がしてならない。

　スポーツ中継は実況が命。実況とは結果を伝えるのではなく、今何が起こりつつあるのか、現在進行形で出来事を伝えることだ。ところが、一部の局を除いて録画放映が幅を利かせるようになってはいないだろうか。

　ゴルフの国内トーナメントは録画が当たり前。鳴り物入りで中継が行われたラグビーワールドカップも殆どが録画だった（まだ決勝戦が残っているが）。モータースポーツファン以外の人の注目も集めているＦ１日本グランプリも何故か昔から録画で放送されている。

　いくら報道管制をしてもインターネットの時代である。１０年ほど前からファンが現地から刻々とネット上に経過を伝えてくるのが当たり前になっている。結果を知って見るスポーツ中継は興味を半減させる。スポーツの放映権を握っている局の担当者の方には極力生放送を行うことを切に願いたい。
　もちろん、ラジオと違って巨額な金の絡んでいるテレビの中継には様々な障害があることはわかっているのだが。

　同じような不満を持っている人も多いはずだ。そんなみんなでさりげなく異議を唱えていこう。
　ホントにスポーツ中継には疑問な点は多い。何故バレーボールのワールドカップは日本でしか開催されないのかなあ？他国から文句は出てないのかなあ？理由を知ってる人います？

（佐藤　泉）

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