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面白い菊花賞でした。日本の3冠の見直しの議論の最中でのレースであっただけに、より注目された気がします。

 アメリカやヨーロッパでは、春シーズンで実質的な3冠レースを完結させ、秋はブリーダーズカップや凱旋門賞なでチャンピオン戦に挑戦というスタイルに移ってきているわけですが、日本では体力的に3歳以上の戦いで勝ち切る馬は、まだ少ないのかもしれませんね。

 菊花賞を勝った馬のその後の活躍ぶりも無視できません。ここ十年ぐらいを振り返っても、ヒシミラクル、マンハッタンカフェ、ナリタトップロード、マヤノトップガン、ビワハヤヒデ、ライスシャワー等、その年の有馬記念、翌年の春の天皇賞、宝塚記念、秋の天皇賞、ジャパンカップへと活躍馬を送りこんできています。やはり馬の成長に合わせたローテーションを踏むのは理にかなっているような気がします。

 ただ、かつて日本でもダービーを始めようとした時のエピソードで、明け3歳で2400メートルを走り切れるように、生産、育成の手段を進化させていった例があります。目標ができれば日本の競走馬は更に進化していきそうですし、欧米に劣らぬ体力を持った馬の誕生はそう遠くないでしょう。

 でも、私自身は我慢しながら道中で力を溜めて走る長距離戦は人生を見るような気がして大好きなんですが・・・。


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