今週から新潟競馬が始まります。直線１０００ｍ、外回り約６５９ｍの長い直線、遠い外回りの３コーナーなど、実況アナ泣かせの競馬場とも言われています。

　でも、僕はそんな新潟競馬場での実況が大好きです。なぜか？直線が長い故に騎手の仕掛けも遅くなる、それに合わせて状況が動くのを静かに待っていればいい、つまり、状況が見えさえすれば、逆に余裕が生まれるのです。

　東京と新潟、直線の長い競馬場のレースって、他の小回り競馬場のそれとは明らかに違いますよね。僕達の仕事って、競馬（レース）があってのものだから、それと喧嘩するようでは折り合いの悪い実況になってしまいます。あくまで自然の流れに任せる、そんなことの大切さを、新潟に行って実況すると強く感じさせられます。

　だからといって、今の自分が上手く実況できているわけではありません。リニューアル当時に比べると、だいぶ騎手の仕掛けあいなども見えてきた気はしていますので、この夏、より高いレベルで競馬を描写できるよう頑張りたいと思っています。

　早速、開幕週の土曜日前半、実況担当です。直線１０００ｍの未勝利戦に始まる新潟競馬、今年はどんな展開になるのでしょうか（馬券は内回りで頑張りたいと思っています）。

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