先日、また競馬ゲーム用の音声収録に行ってきました。１９９６年のロイヤルアスコット（セガ）に始まり約７年、今回で１３タイトルの競馬ゲームにかかわったことになりますが、この間の技術の進歩には目を見張るものがあります。特に音声合成技術は飛躍的に進んだんじゃないでしょうか。

　今、主流となってきたのが、「プレイヤーが名付けた馬名をそのまま実況する」ということで、音声合成技術なくしては実現できませんでした。どのようにして音声を合成するのかは、企業秘密ということで、一切お話できませんが、この技術のおかげで、ユーザーからは、これまでは「先頭は１番、２番手に３番」と番号でしか言ってもらえなかったのに、つけた馬名をそのまま言ってくれるのはとても嬉しい、という声がよく聞かれるそうです。

　これから、私がレース実況部分を担当したゲームが、この冬あたりから３タイトルほど続々と登場します。
　「ダビつく３」はプレステ２、ゲームキューブ、「ダービーオーナーズクラブ・オンライン」はインターネット、そして「GI-TURFWILD２」はゲームセンターで、それぞれお楽しみください。

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