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乱戦となったオーシャンステークスを勝って2連勝でGIに挑むことになったプレミアムボックス。

 今朝はウッドチップコースで併せ馬の調教。ここに来ての好調をアピールするかのように最後までしっかり追われた。


●プレミアムボックス(伊藤大士調教助手)

 昨年の500万条件から一気にGIに挑戦するまでになりましたが、昨年はいいスピードは持っていながら、どうしてもそれに身体がついていけない所がありまして、なかなかコンスタントに競馬が使えない状況だったのですが、ここにきて馬体の充実と精神力が伴ってきて、今の成績につながっていると思います。ここにきて競馬に対して前向きになってきて自分の力を十分に発揮できるようになってきました。

 オーシャンステークスではレース前にはゲートがあまり上手な馬ではないのでそこを一番心配したんですが、うまいこと上手にスタートを切ってくれて無理なくいい位置を取れてうまく流れに乗れたのであの勝利になったんだと思います。今まで戦ってきた相手とは違ったのでどこまでやれるか、と思っていたんですが、やはりこの馬のスピードを行かせるような流れになれば十分に勝負になるとは思っていたので、半分はほっとした感じでしたね。
 今回は相手が一気に強化されますが、この馬の充実度と勢いなら、そう恥ずかしいレースはしないんじゃないかなと思ってるんですけどね。

 オーシャンステークスのあとは、あれだけのレースをした後なのでダメージがないか心配だったんですが、これといってダメージもなく、次の週からいつもの調教メニューをこなしてきました。今朝も今の充実を示すような迫力あるいい動きだったと思います。今は調教で馬にどんどん負荷をかけてその分どんど食べてそれが実になってる感じですね。

 今回は胸を借りるつもりで臨みます。輸送も小倉あたりに何度か行ってましたし、小回りコースは福島や小倉でいいパフォーマンスをしてますから全然心配してないです。身体の大きい馬なのでパンパンの良馬場にこしたことはありませんが、他の馬が気にする分うちの馬は力のあるタイプですから重い馬場もそれはそれでいいんじゃないかと思ってます。

 ここに来るまでにいろいろあった馬なので、こういう舞台に出られるという幸せと、それからこれからの飛躍のためにもいい競馬をして欲しいと思います。


(取材:佐藤 泉)


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