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23日(日)に中山競馬場で行われる有馬記念に出走を予定しているロックドゥカンブについて関係者のコメントは以下の通り。

堀調教師
「前走の菊花賞は厳しい展開になってしまいましたが、最後まであきらめずに走ってくれました。レース後の疲れの程度は他のレースの場合と同じで、3000メートル走ってガタッときた様子はありませんでした。その後山元トレセンに放牧に出して、1ヵ月半前に戻して順調にここまできました。この2ヶ月で大きな変化はありませんが、成長期にあり大型な馬なので暑い夏よりも今の時期の方が良く、体調は上向きです。3月にデビューした時はひ弱でレースを使うとガタガタになっていたものですが、ここまでになって有馬記念に出られるとは有難いことですね。

 追い切りではキネーン騎手に勝負どころの反応が今一つなので、そこをチェックして欲しいと言いました。ここまでは非常に順調にきましたね。しかし、今度は古馬一線級が相手で厳しいでしょう。3歳牝馬の2頭については「今年の3歳は牝馬が強くて牡馬は…」と言われてきましたが、今度のレースでその評価を覆せると思っています。

 中山コースは2度目で距離も2200より2500メートルの方が適性があると思います。道悪も2戦目の中京で経験していて、少し重いぐらいの馬場の方が良いぐらいですね。成長途上にある馬で完成された古馬とは差があると思いますが、この馬の将来的な可能性の一端をお見せ出来るとは思っています。」


マイケル・キネーン騎手
「日本に来て有馬記念に乗ってくれというオファーが来た時は正直驚きました。でも今は有馬記念でロックドゥカンブに乗ることに興奮しています。嬉しいことです。この馬の成績を見て大変素晴らしいと思いましたし、今回古馬達と戦うことによってさらにステップアップ出来ると思っています。

 追い切りでは動きも良く、前の馬を交わした時に少しフワッとしましたが、決して反応が悪いわけではなく、よく動くし、その動きも大きく満足しています。この馬のレースのビデオなどを見て、勝つことに前向きで全力を尽くすタイプであり無駄なことをしない馬だと思っていましたが、その通りでした。

 今週の土日のレースに乗ることを楽しみにしています。まずはいいレースをお見せしたいですね。その上で関係者やファンに喜ばれるレースが出来れば最高です。」

(取材:小林雅巳)


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