● スティルインラブが死亡 ● [News]
2007/08/02(木) 18:29


 2003年に史上2頭目の牝馬三冠を達成したスティルインラブ(牝7歳)が、今日午前7時、小腸の腸重積のため死亡したという連絡が、繋養先の下河辺牧場(北海道日高町)からJRAに入った。

 スティルインラブは7月25日の午後3時頃、急激な腹痛を起こしたため、三石のNOSAI日高三石家畜センターで診察したところ、小腸ねん転と診断され、腸のねじれを直す開腹手術が行われた。その後、28日に再び腹痛を起こし、小腸に数箇所の壊死した部分があると診断され、その箇所を切除して縫合手術を施し、順調に回復していた。
 ところが、8月1日の午後8時頃、三たび腹痛を起こし、2度の手術で体力も落ちており、今日午前7時に永眠した。
 なお、スティルインラブの産駒は父キングカメハメハの牡馬(当歳)1頭のみとなった。

 スティルインラブは父サンデーサイレンス、母ブラダマンテ(その父Roberto)という血統の栗毛の牝馬。2000年に門別町(現日高町)で生まれ、2003年に桜花賞、オークス、秋華賞を勝ち史上2頭目の牝馬三冠を達成。同年のJRA賞で最優秀3歳牝馬に選ばれた。
 通算成績は16戦5勝、総獲得賞金は4億3777万8000円。

※腸重積…腸の一部が腸の中に滑り込んで腸が二重になってしまい、腸閉塞を引き起こす病気。


◆(有)ノースヒルズマネジメント代表取締役 前田幸治氏の話
 スティルインラブの突然の訃報に、ただただ驚いています。初仔を生産し良い母ぶりで、母としてのこれからの彼女にも大変期待をしておりました。牝馬3冠を達成し多くの喜びと感動を与えてくれたスティルが、こんなに早く逝ってしまい本当に残念です。最初で最後の産駒になってしまった当歳の牡馬に、彼女の分まで夢を託したいと思います。現役時代には苦しいことも多くあったので、ゆっくりと安らかに眠って欲しいと心から願っております。

◆管理調教師・松元省一調教師の話
 本当にかわいそうだ。これからを楽しみにしていたのに、とても残念です。初仔を見に行ってきたばかりで、今後はこの仔が大きいレースで活躍するのを応援に行くことを楽しみにしたい。心よりご冥福をお祈りいたします。

◆全16戦に騎乗した幸英明騎手の話
 とにかく驚きました。今年初仔を産んだばかりで期待していたところなのに、とても残念です。札幌開催が始まった頃には会いに行くつもりだったのに…。彼女にはGIを獲らせてもらい、私を男にしてくれたことに本当に感謝しています。心からご冥福をお祈りいたします。


(JRA報道室発表による)