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雨、重馬場のコンディションの川崎競馬場で行われた牝馬による交流ダートグレード競走・第11回ホクトベガメモリアルスパーキングレディーカップ(JpnIII・ダート1600m・1着賞金3000万円、出走14頭)は、メイショウバトラー(栗東・高橋成忠厩舎、武豊騎乗)が単勝1.5倍の圧倒的1番人気に応えて快勝、かきつばた記念、さきたま杯に続いてダートグレード競走3連勝を飾った。

 レースは名古屋からの遠征馬レイナワルツが逃げ、差のない2、3番手をアグネスカルミアとクインオブクインを追走。メイショウバトラーはそれから3馬身ほど離れた位置でヤマトマリオン、2番人気のクリムゾンルージュとともに中団グループを形成し、3番人気に支持されたベルモントノーヴァはその後ろの外目につけた。
 3コーナー手前でメイショウバトラーが仕掛け、一気にレイナワルツに交わして出ると、直線では独走態勢になりゴールでは6馬身の差をつける圧勝。逃げ粘ったレイナワルツが2着を守り、それから4分の3馬身差の3着に船橋のクリムゾンルージュが入った。

 メイショウバトラーは父メイショウホムラ、母メイショウハゴロモ(その父ダイナガリバー)という血統の7歳牝馬。通算成績は31戦11勝、重賞は7勝目(うちダートグレード競走6勝)となった。

レース後の関係者のコメントは以下の通り。

1着 メイショウバトラー(武豊騎手)
「強い馬に乗せてもらって嬉しいです。スタートはうまく出たし、周りの馬を見ながら思ったよりも折り合いもつきました。3コーナー手前から仕掛けましたが、少し早めの仕掛けでも強い馬なので大丈夫だろうと思っていました。牡馬相手にいい成績を残していたので、今回は負けられない立場でしたのでホッとしています」

2着 レイナワルツ(宇都英樹騎手)
「他の馬が行くようだったら下げようと思っていましたが、他が行かなかったので逃げました。左回りは合うし、輸送での馬体減りもなく、またがった感じもよかったです。勝った馬は強いし、2着なら上等でしょう」

3着 クリムゾンルージュ(左海誠二騎手)
「3コーナーで前が壁になったのが痛かった。あと今回は休み明けの分もあるのかな」

6着 アグネスカルミア(内田博幸騎手)
「逃げようと思ったけれども、内に行く馬がいたので控える形になった。仕方ないね。下のクラスからの挑戦でよく頑張っていますよ」

7着 ヤマトマリオン(幸英明騎手)
「理想的ないいポジションで競馬をすることが出来ました。最後は久々のダート戦ということもあるのでしょう。これを使って変わってきてくれるといいですね」


(取材:小塚歩)


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