東京11Rの第2回ヴィクトリアマイル（GI・牝馬限定・芝1600m）は12番人気コイウタ（松岡正海騎手）が優勝、GI初制覇を飾った。勝ちタイムは1分32秒5（良）。2着に9番人気アサヒライジング、3着に8番人気デアリングハートが入り、3連単は228万3960円。1番人気カワカミプリンセスは10着、2番人気スイープトウショウは9着に敗れた。

道中5〜6番手を追走したコイウタが、スタートから先手を奪ってレースを引っ張ったアサヒライジングを直線残り100mで内から捉えて抜け出した。1/2馬身差にアサヒライジングが粘り、道中コイウタと同じような位置でレースを進めたデアリングハートがさらにハナ差で3着に入線。追い込み勢は完全に不発に終わり、中団追走から直線大外に持ち出したスイープトウショウ、スタート一息で中団後方からのレースとなったカワカミプリンセスの人気2頭は見せ場なくともに大敗、人気を大きく裏切った。

コイウタは美浦・奥平雅士厩舎の4歳牝馬で、父フジキセキ、母ヴァイオレットラブ（母の父ドクターデヴィアス）。通算16戦5勝で、重賞は06年クイーンC（GIII）に次いで2勝目。

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