皐月賞に出走を予定している４戦全勝のフサイチホウオーについて、追い切り後の共同記者会見での松田国英調教師、安藤勝己騎手のコメントは以下の通り。

★フサイチホウオーについて松田国英調教師

「もう少し、綺麗に追い切れるかと思っていましたが、併せたビーオブザバンは走る馬ですし、それを追い掛けてあれくらいやれれば、男馬に必要な負荷はかけられたと思います。やるべきことはやっているので、これでどれくらいの結果が出せるかでしょう。

運もツキも全部呼び込んで競馬を迎えられればなと思いますし、競馬を終えて戻ってきたら、またダービーに向けて調整して、それを淡々と出来ればいいと思っています。

順調に調整できていますし、人気になる馬、厩舎も細心の注意を払ってこの後も調整していきます」


★フサイチホウオーについて安藤勝己騎手

「今朝の追い切りは、終い１ハロンの時計は良くないけど、並んで行く時の動きは良かったし、不安はありません。元々、調教で動く馬ではないし、反応は良かったですよ。納得のいく、最終追い切りが出来ました。

共同通信杯は、正直不満が残るところがあります。馬がちょっと勝てば良いことを知っているのかもしれないけど、何か隠れた物を持っているような気がするのですよね。それが何かはわかりませんが。

右回りは、１回しかやってないけど、僕としては乗りやすいし、手前の関係からもスムーズだったと思います。だから右回り自体には問題ありませんが、直線の短い中山というのは気になります。

というのも、いつも人気になっていますし、早めに外へ出す安全な競馬しかこれまでしていませんから、窮屈なところに入ったりしたら、どうなるかわかりません。開いたところを一瞬にして抜けるような競馬が必要になると思うけど、こればかりはやってみなければわかりません。ただ、それをやれる馬だとは思っています。枠に応じた競馬をするだけです。

フサイチホウオーは負け知らず、皐月賞を勝てれば言う事ありません、とにかく頑張ります」

（取材：中野雷太）

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