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メルボルンカップで歴史的快挙を成し遂げた、日本馬2頭の関係者のコメントは以下の通り。

★角居勝彦調教師
「今回は、2頭で来られたことが、本当に良かったと思います。デルタもポップも、2頭ともすごくやんちゃなので、もし1頭だとしたら心配で、遠征に二の足を踏んだと思います。

日本を出発する前から、飼料等を現地から取り寄せて、豪州での環境に慣れさせるように努力してきたことをはじめ、レーシング・ヴィクトリア等の豪州の競馬関係者には色々と配慮していただいて、とても感謝しています。

負けて多くのことを学ぶつもりでいたのですが、コーフィールドカップの後で『次はワン・ツーを狙う』と言ったことが、まさかこうして現実のものになるとは……本当に嬉しいです」

★岩田康誠騎手(デルタブルース騎乗)
「こういう海外の大レースに騎乗するチャンスをもらっただけでも嬉しいことなのですが、まさか勝つことが出来るとは……本当に嬉しいです。馬主さんはじめ、調教師や関係者の方に感謝の気持ちで一杯です。正直、馬に跨って、馬場に出るまではかなり緊張していましたが、馬場に出てからは、いつも通り落ち着くことが出来ました。

調教師の指示もあり、スタートして馬が行く気になれば、逃げても構わないぐらいでいましたが、外から1頭行ってくれたので、スムーズに2番手につけられました。また3コーナーでは、3番手の馬が早めに上がっていったので、こちらはうまく脚を貯めて追い出せました。直線は長かったですが、僕が諦めなければデルタは必ずもう一伸びしてくれる馬なので、『残っていてくれ』と思いました。ポップロックのオリヴァー騎手から握手の手が伸びてきて、自分が勝ったんだな、とわかりました」

★ダミアン・オリヴァー騎手(ポップロック騎乗)
「前走で力のあることはわかっていたので、自信を持って、直線で追い出したのだけど、ほんの少しだけ負けてしまった。すごく悔しかったけど、デルタブルースと岩田騎手には素直に『おめでとう』と言いたい。

僕はこのレースに優勝した経験があるから、彼が初めて勝って、どれだけ嬉しいか、よくわかっているからね。ポップロックも良く頑張ったと思う」

(JRA報道室発表)


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