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イギリス・アスコット競馬場では「キングジョージ6世&クイーンエリザベスDS」が行われ、日本から出走したハーツクライ(牡5、栗東・橋口弘次郎厩舎)は、3着に惜敗した。

 ドバイ・シーマクラシック以来、4ヶ月ぶりのレースをイギリスで迎えたハーツクライは、道中は中団位置を進んだ。前にハリケーンランを見て、後ろにエレクトロキューショニストを引き連れる形で、スパートのタイミングを伺った。

 直線では一旦先頭に立つ場面があったものの、ゴール寸前でハリケーンラン、エレクトロキューショニストに差され、日本馬初の“キングジョージ”制覇を逃した。

 勝ったのは、昨年の凱旋門賞馬・ハリケーンラン。勝ちタイムは2分30秒29。半馬身差の2着に今年のドバイWC馬・エレクトロキューショニスト。ハーツクライはさらに半馬身遅れての3着。


○レース後の関係者コメント
(橋口弘次郎調教師)
「最後の攻防で、かなり大きな声をだしましたし、接戦をしてくれましたが、負けは負けですから、残念ですね。今日の上位2頭(ハリケーンラン、エレクトロキューショニスト)、今度ジャパンカップに来て欲しいですね、絶対雪辱しますよ。

 直線半ばで先頭に立った時は、このまま行ってくれるかなと思いましたが、やはりそこが、このタフなコースと言いますか、アウェーの難しさと言いますか、ですからホーム(日本)だったら、この2頭にも絶対負ける気がしません。馬はいい雰囲気でした、ベストとは言いませんが、グッドコンディションでした。

 今度のジャパンカップでは、ベストな状態で臨みたいと思います。日本の皆様、夜中までご声援ありがとうございました。この借りはジャパンカップで必ず返しますし、その前に、ディープインパクトには是非頑張って欲しいですね」


(C・ルメール騎手)
「ここに向けて1度使われていた馬と、ドバイ以来4ヶ月ぶりだった馬の差が、最後の100mで出てしまった気がします。外から仕掛けたのは、内にいて前が開かなかった時のことを考えてのことですが、スミヨン騎手(ハリケーンラン)にうまくやられてしまいました。あと結果的に、仕掛けが早かったかもしれません」


(社台ファーム代表 吉田照哉氏)
「調整がうまくいっているかなど、心配な面もあったけど、そんなに負けたわけじゃないし、本当によく頑張ってくれたと思います。あの競馬で負けたのなら仕方が無いし、名勝負だったと思います」


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