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中山9Rの第50回有馬記念(GI・芝2500m)は4番人気ハーツクライ(C・ルメール騎手)が優勝、悲願のGI初制覇を飾った。圧倒的支持を集めた無敗の3冠馬ディープインパクトはまさかの2着に敗れ、波乱の結末となった。勝ちタイムは2分31秒9(良)。3着に6番人気リンカーンが入った。

スタート後飛び出したのは予想通りタップダンスシチー。オースミハルカも行く気を見せたが控えて2番手、そしてハーツクライは早め3番手につけ、ゼンノロブロイ、デルタブルースの2頭は中団を進んだ。ディープインパクトは最後方に下げ、外に出して不利を受けないよう徐々に進出する戦法。ゆったりとしたペースを刻むタップダンスシチーと後続との差が徐々に詰まって迎えた勝負どころ、ディープインパクトは外を回りながら手応えよく好位に取りついた。そして直線、積極策を取ったハーツクライが満を持して抜け出す。その直後1〜2馬身ほどのところまで迫っていたディープインパクトも追い出され、一気に突き抜けるかに見えたが、3冠レースで見せた爆発的な末脚は影を潜め、なかなかハーツクライとの差を詰め切れない。それでもなんとか馬体をあわすところまで迫ったがここで無情のゴール。1/2馬身差捉え切れず無敗伝説は終了した。中団から直線内をついて脚を伸ばしたリンカーンが3着に入った。3連単3万500円。2番人気ゼンノロブロイは見せ場なく8着に敗れた。3番人気デルタブルースも11着に大敗。

ハーツクライは栗東・橋口弘次郎厩舎所属で、父サンデーサイレンス・母アイリッシュダンス(母の父トニービン)という血統の4歳牡馬。通算16戦4勝で、GIは初制覇、重賞は04年京都新聞杯(GII)に次いで2勝目。


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