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東京11Rのエンペラーズカップ100年記念、第132回天皇賞・秋(GI・芝2000m)は14番人気の伏兵、牝馬ヘヴンリーロマンス(松永幹夫騎手)が優勝、大波乱となった。勝ちタイムは2分0秒1(良)。2着に2連覇を狙った1番人気ゼンノロブロイ、3着に13番人気ダンスインザムードが入った。馬単4万7290円。3連単122万6130円。

レースはストーミーカフェが引っ張り、タップダンスシチーが続く展開もスローで流れ、勝ったヘヴンリーロマンスは中団の内々、ゼンノロブロイは6〜7番手を進んだ。ゆったりとした流れのまま勝負は直線の瞬発力勝負となり、まず道中4番手で折り合っていたダンスインザムードが早々と先頭に躍り出逃げ込みをはかる。ここへ直線で少し狭くなりかけたものの何とか間を割って抜け出したゼンノロブロイが襲い掛かり、昨年同様藤沢厩舎のワンツーフィニッシュかと思われたが、ゼンノロブロイがダンスインザムードを捉えたゴール寸前、この2頭の間を割ってヘヴンリーロマンスがぐいっと差し脚を伸ばして突き抜けた。ゼンノロブロイはアタマ差惜敗。さらにクビ差でダンスインザムードが3着に入り、昨年同様波乱の片棒を担いだ。2番人気ハーツクライは中団追走から直線伸び切れず6着に敗退。3番人気リンカーンは後方から直線見せ場なく15着に大敗した。4番人気スイープトウショウは5着。

ヘヴンリーロマンスは栗東・山本正司厩舎所属で、父サンデーサイレンス・母ファーストアクト(母の父サドラーズウェルズ)という血統の5歳牝馬。通算31戦8勝で、重賞は04年阪神牝馬ステークス(GII)、05年札幌記念(GII)に次いで3勝目。GIは初勝利。


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