お知らせ:

競馬実況web

27日(日)に阪神競馬場で行われる上半期のグランプリ=宝塚記念(芝2200m)出走馬の追い切り後の関係者のコメントは、以下の通り。


●タップダンスシチーについて佐々木晶三調教師

「今日はラスト1ハロン重点の追い切りをしました。動きも良かったし、いつもと変わらず良い状態をキープしていると思います。

 前走は休み明けで調整に気を使いましたが、1回使うと馬の気合いが勝手に乗ってくるので楽に調整が出来ました。今まで、(休み明け)2戦目が一番走っていますからね。厩務員さんもベテランでこの馬の癖を知っていますし、上積みはかなりあると思いますよ。

 前走はパドックで見る限り体にだいぶ余裕がありましたが、今回はスッキリしてきています。一番走りやすい502kgくらいに絞れているのではないでしょうか。体調だけなら去年のジャパンカップの時と同じくらい良い状態です。持てる力を出せる仕上がりです。

 前走はまさかサイレンススズカのレコードを破るとは思っていませんでした。自分が思っていた以上の強い勝ち方でした。佐藤哲三騎手が馬の力を信じていなければ、あんなレースは出来ないと思います。

 去年の宝塚記念は自分から動いて差されましたが、今年も同じレースになるかもしれません。でもそれがタップの競馬ですから。でも、何とか後続を封じて欲しいですね。

 今年は九分九厘、凱旋門賞に向かいます。状態は良いし、この馬の競馬をしてくれればと願っています。たとえ今回負けたとしても、胸を張って凱旋門賞に行けるでしょう。結果はどうあれ内容重視で今回のレースを見たいと思います。みなさんの応援を宜しくお願いします」


●タップダンスシチーについて佐藤哲三騎手

「去年の金鯱賞も強かったのですが、今年の金鯱賞も強かったですね。前走はサイレンススズカのレコードを破ってくれて、自信になります。

 僕が乗っている中では、いつも1回使うと、2回目は良くなる馬なんです。返し馬に乗っても雰囲気が休み明け2戦目の方が絶対に良いんですよ。常識的にはレコードの後の反動が心配されますが、特に気にしていません。去年の東京競馬場リニューアル記念を好時計で勝って、その後の金鯱賞で反動もありませんでした。

 去年の宝塚記念は前の週に雨が降って内側の3・4頭分が悪くなっていました。今年は先週の競馬を見る限りは大丈夫だと思っています。今週、雨が降っても大丈夫でしょう。
 左回りの方が得意ですが、右回りも下手ではないと思います。ただ、左にもたれる面があるので、内ラチ沿いを走らせたいと思っています。その方が、最後までしっかりと走ってくれます。でも最近は関係無いと思いますが。

 位置取りは、行くつもりで行った中で、タップのペースでレースが出来る位置になるでしょう。何番手かは関係ありません。ハナを切る馬ではないし、おそらく好位でレースをすることになると思います。注目を集めていますし先行馬なので厳しいレースにはなるでしょうが、それを振り払ってゴール板を一番先に駆け抜ける力はあると思っています。

 暑い時期の阪神2200mですから、タフなレースになると思います。そんなレースがタップにはピッタリだと思っています。

 先の海外遠征よりも、まず宝塚記念で結果を出したいですね。でも、しょうもない競馬をしたらすみません。たぶん大丈夫だと思いますけど(笑)」


(取材:舩山陽司)


お知らせ

お知らせ一覧