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JRA現役最年長の岡部幸雄騎手が今週の中山競馬で復帰すると新聞各紙で報じられている。

 岡部騎手は一昨年12月22日の有馬記念(コイントスで3着)以降休養に入っており、復帰を目指して調教で騎乗中の昨年11月28日に落馬負傷のため復帰が遅れていた。
 岡部騎手が24日に復帰するとなると55歳2ヶ月25日となりJRA最年長騎乗となる。

 過去の平地競走最年長騎乗は増沢騎手の54歳。

 JRAで過去行われていたケイガ速歩競走では68歳でレースに出場した小野留嘉氏の記録がある。

 地方競馬では九州でデビューし一旦引退して春木競馬でカムバック、その後福山で騎乗した津曲照男騎手が61歳で騎乗している。

 また、海外では1891年のグランドナショナルに優勝したアイルランドのハリー・ビースリー騎手が1935年6月にアマチュア騎手による平地競走に騎乗した際、83歳だったというとてつもない記録があるそうだ。

 1828年生まれのイギリスのフォークナー騎手は12歳で競馬の世界に入り、74歳まで現役を続け、102歳の時に乗馬中に落馬し骨折したという。104歳で大往生。

 一流騎手では1949年に初騎乗以来3082勝を挙げたアメリカのレイ・ヨーク騎手(アメリカに遠征したハクチカラにも騎乗)が1940年代から7ディケイド(10年期)で騎乗するという記録を作った。92年に一旦引退したがこの記録達成のため2000年1月に66歳で1戦だけの復帰を果たしている。


(JRA報道室発表資料による)


<補足>
 デイリーレーシングフォーム紙によると、昨年9月5日に68歳となったフランク・アルモンテ騎手が、誕生日のその日、マサチューセッツ州ノーザンプトンのスリー・カウンティ・フェア競馬場で行われたレースに勝って、68歳の誕生日を晴れやかに祝ったそうだ。
 アルモンテ騎手はこの日の第7レースでイッツアニュームーンで勝ち鞍を挙げ、米国の公認サラブレッド競走で優勝した最高齢の騎手の一人になったという。
 この勝利は1991年に当時69歳だったW・クラーク騎手がチャーチルダウンズ競馬場で優勝したのに匹敵するものと言われている。

(競馬国際交流協会刊「海外競馬ニュース2003年22号による)


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