現地時間25日、アラブ首長国連邦・ドバイのメイダン競馬場で行われたドバイワールドカップ(G1、ダート2000m)は、アメリカのアロゲート(牡4、B.バファート厩舎/M.スミス騎手)が2分02秒15のタイムで優勝。2着にガンランナー、3着にネオリシックが入った。
4頭遠征した日本馬は、アウォーディー(牡7、栗東・松永幹夫厩舎/武豊騎手)が5着、ラニ(牡4、栗東・松永幹夫厩舎/R.ムーア騎手)が8着、アポロケンタッキー(牡5、栗東・山内研二厩舎/C.ルメール騎手)が9着、ゴールドドリーム(牡4、栗東・平田修厩舎/J.モレイラ騎手)が14着とふるわなかった。
~レース後のコメント~
5着 アウォーディー(武豊騎手)
「状態はすごく良かったです。前の位置を取りに行ったのですが、思ったより後ろになってしまいました。自分の競馬はできたと思います。力は出せました」
(松永幹夫調教師)
「健闘してくれました。キックバックを受けやすい位置取りでしたが、頑張ってくれたと思います。次は帝王賞を目指したいと思います」
8着 ラニ(ムーア騎手)
「馬の状態は良かったです。馬場も問題ありませんでした。ただ、距離はもっとあったほうがいいです」
(松永幹夫調教師)
「この馬にはドバイのダートが合っていると考えていたのですが...。騎手によると、もっと長い距離がいいということなので、長い距離なら重賞を勝てると思います」
9着 アポロケンタッキー(ルメール騎手)
「ペースが速く、とても忙しい競馬でした。内に入ってしまい、外にも出せませんでした」
(山内研二調教師)
「時計が速く、相手も強かったです。ここに来られていい経験になったと思います。順調なら帝王賞に向かいたいと思います」
14着 ゴールドドリーム(モレイラ騎手)
「スタートがあまり良くなかったので、最初は押していきました。向正面で行きっぷりが良くなり、気分良く走ってくれましたが、残り600mで馬が疲れてしまいました」
(平田修調教師)
「残念な結果です。敗因は色々考えないといけないのかもしれません。今後のことは一息入れてゆっくり考えたいと思います」
現地時間25日、アラブ首長国連邦・ドバイのメイダン競馬場で行われたドバイシーマクラシック(G1、芝2410m)は、イギリスのジャックホブス(牡5、J.ゴスデン厩舎/W.ビュイック騎手)が2分32秒39のタイムで優勝。2着にセブンスヘブン、3着にポストポンドが入った。
日本のサウンズオブアース(牡6、栗東・藤岡健一厩舎/C.ルメール騎手)は6着に終わった。
~レース後のコメント~
6着 サウンズオブアース(ルメール騎手)
「スタートはすごく良かったです。馬場が軟らかすぎました。このくらいの馬場では走ったことがないと思います。頑張ってくれましたが、最後は疲れてしまいました」
(藤岡健一調教師)
「流れは悪くなかったですが、馬場の影響なのか、いつもの伸びがありませんでした。送り出すまでのコンディションは良かったのですけどね」
現地時間25日、アラブ首長国連邦・ドバイのメイダン競馬場で行われたドバイターフ(G1、芝1800m)は、佐々木主浩氏所有の日本馬ヴィブロス(牝4、栗東・友道康夫厩舎/J.モレイラ騎手)が1分50秒20のタイムで優勝。2着にエシェム、3着にリブチェスターが入った。
~レース後のコメント~
1着 ヴィブロス(モレイラ騎手)
「大変うれしく、興奮しています。向正面では風がとても強く、他の馬の後ろにつけることを心がけました。直線は内側から上がろうとしたら、馬が内ラチを嫌がったので、外に出しました。最後はすごくよく伸びてくれました」
(友道康夫調教師)
「ドバイに来てからすごく落ち着いていました。1回後ろに下がってヒヤッとしましたが、そこから伸びてくれました。雨がずっと降っていましたが、日本馬向きの硬めの馬場だったと思います」
(佐々木主浩氏)
「本当にうれしく、興奮しました。去年GIを勝った後、秋は休ませてこのレースを目標にしました。野球より緊張しましたが、うれしいです」
現地時間25日、アラブ首長国連邦・ドバイのメイダン競馬場で行われたドバイゴールデンシャヒーン(G1、ダート1200m)は、アメリカのマインドユアビスケッツ(牡4、C.サマーズ厩舎/J.ロザリオ騎手)が1分10秒91のタイムで優勝。2着にコミカス、3着にモラウィジが入った。
日本のディオスコリダー(牡3、高橋義忠厩舎/S.フォーリー騎手)は11着に終わった。
~レース後のコメント~
11着 ディオスコリダー(フォーリー騎手)
「良いレースでした。スタートは良かったのですが、中団まで下がってしまいました。馬場の違いは気にしていませんでした。古馬相手によく頑張ってくれました。まだまだ良くなる馬です」
(高橋義忠調教師)
「スタートであおった感じでした。まだ3歳で、これから良くなってくると思いますし、馬もいい勉強になったと思います。落ち着いてきているので距離は延ばしてもいいと思います」
現地時間25日、アラブ首長国連邦・ドバイのメイダン競馬場で行われたアルクオーツスプリント(G1、芝1200m)は、フランスのザライトマン(セン5、D.ギルマン厩舎/F.ベルトラス騎手)が1分09秒59のタイムで優勝。2着にロングオンバリュー、3着にエルティジャールが入った。
現地時間25日、アラブ首長国連邦・ドバイのメイダン競馬場で行われたUAEダービー(G2、ダート1900m)は、地元UAEのサンダースノー(牡3、S.ビン・スルール/C.スミヨン騎手)が1分57秒76のタイムで優勝。2着に日本のエピカリス(牡3、美浦・萩原清厩舎/C.ルメール騎手)、3着にマスタープランが入った。
アディラート(牡3、栗東・須貝尚介厩舎/武豊騎手)は12着に終わった。
~レース後のコメント~
2着 エピカリス(ルメール騎手)
「とても良いレースでした。最後ちょっと足りなかっただけで、悲しいです。初めて経験する馬場でしたが、リラックスして走れていました。よく頑張ってくれましたが、勝った馬が強かったです」
(萩原清調教師)
「非常に惜しかったです。勝てませんでしたが、満足しています。皆さんのおかげでここまで来られて感謝しています」
12着 アディラート(武豊騎手)
「いいスピードを見せてくれました。特殊な馬場でタフな競馬でしたが、ペースも良かったし、ナイストライだったと思います」
(須貝尚介調教師)
「距離が長かったと思います。それが分かったのも収穫だと思います。ドバイのダートが初めてだったのも影響はあったと思います」
現地時間25日、アラブ首長国連邦・ドバイのメイダン競馬場で行われたゴドルフィンマイル(G2、ダート1600m)は、地元UAEのセカンドサマー(セン5、D.ワトソン厩舎/P.ドッブス騎手)が1分35秒62のタイムで優勝。2着にロス、3着にシャープアズテカが入った。
日本のカフジテイク(牡5、栗東・湯窪幸雄厩舎/福永祐一騎手)は5着に終わった。
~レース後のコメント~
5着 カフジテイク(福永騎手)
「追走には苦しみましたが、前が止まらない展開の中、よく5着まで来てくれました。馬のコンディションは良かったですし、馬場も大丈夫でした。よく頑張ってくれました」
(湯窪幸雄調教師)
「初めてのメイダン競馬場のダートが影響したのだと思います。この馬のレースはしてくれましたが、仕方ないかなと思います」
中山11Rの日経賞(4歳以上GII・芝2500m)は4番人気シャケトラ(田辺裕信騎手)が勝利した。勝ちタイムは2分32秒8(良)。3/4馬身差の2着に7番人気ミライヘノツバサ、さらにアタマ差の3着に6番人気アドマイヤデウスが入った。
シャケトラは栗東・角居勝彦厩舎の4歳牡馬で、父マンハッタンカフェ、母サマーハ(母の父Singspiel)。通算成績は6戦4勝。
~レース後のコメント~
1着 シャケトラ(田辺裕信騎手)
「1週前の調教で乗せてもらった時に良い馬だと思っていました。ゲートがもうひとつで、ポジションが後ろになりましたが、全馬を見ながら、人気馬を意識しながら、この馬のリズムを壊さないよう騎乗することが出来ました。距離も問題ないと思いますし、どんな競馬もできると思います。まだ伸びしろがあるので頑張りたいです」
2着 ミライヘノツバサ(藤岡佑介騎手)
「逃げた馬が1コーナーからジワジワとペースを上げて絶好の展開になりました。4コーナーでゴールドアクターを振り切った時には勝ったと思いましたが、シャケトラがあれほどの脚を使うとは...。乗りやすい馬で力をつけています。距離は長くてもいいのですが、中山のコースが合っているようです。中身のあるいい競馬でしたが、あそこまでいったら勝ちたかったです。悔しいですね」
5着 ゴールドアクター(吉田隼人騎手)
「今日は絶好の展開でしたが、全く走りませんでした。追ってからの反応がありませんでした。去年休養してから調子が戻ってきません。有馬記念の時より走っていません。何故なのかよくわかりません」
6着 ディーマジェスティ(蛯名正義騎手)
「勝ち馬が馬なりで上がって行ったときに動けず離されました。休み明けで体が立派だったという面はありますが、精神的にナイーブになっている感じがします。ポテンシャルはあるのに、馬自身に何か気になるところがあるのかもしれません」
阪神11Rの毎日杯(3歳GIII・芝1800m)は2番人気アルアイン(松山弘平騎手)が勝利した。勝ちタイムは1分46秒5(良)。半馬身差の2着に1番人気サトノアーサー、さらに半馬身差の3着に7番人気キセキが入った。
アルアインは栗東・池江泰寿厩舎の3歳牡馬で、父ディープインパクト、母ドバイマジェスティ(母の父Essence of Dubai)。通算成績は4戦3勝。
~レース後のコメント~
1着 アルアイン(松山弘平騎手)
「調教から乗せてもらっていましたが、その時からいい馬だと思いました。返し馬でも雰囲気が良かったので、勝負できると思いました。最後も何とかしのいでくれという気持ちでしたし、頑張ってくれました。自在性があってどこからでも競馬ができて、最後の脚は良いものがあると思います。また一緒に頑張れれば良いですね」
2着 サトノアーサー(川田将雅騎手)
「前半はリズム良く運べて、力みも徐々になくなってきました。結果は伴いませんでしたが、内容は良かったです」
7着 ガンサリュート(北村友一騎手)
「良いイメージを持っていたのですが、いつもよりエンジンがかかりませんでした。終いで手前を替えてグッと反応するのがこの馬の良さですが、今日はそれが見られませんでした」
中京12Rの岡崎特別(4歳以上1600万下・芝1200m)は11番人気オヒア(小崎綾也騎手)が勝利した。勝ちタイムは1分08秒7(良)。半馬身差の2着に7番人気バシレウスライオン、さらに3/4馬身差の3着に2番人気トシストロングが入った。
オヒアは栗東・村山明厩舎の5歳牝馬で、父ブラックタイド、母ギガンティア(母の父Fusaichi Pegasus)。通算成績は20戦4勝。
~レース後のコメント~
1着 オヒア(小崎綾也騎手)
「好位置でレースをしても追ってから伸びる感じがないレースが続いていたので、今日は気合いを乗せて前向きなレースをさせようと最初から逃げるつもりでした。最後まで良く踏ん張ってくれました」
2着 バシレウスライオン(坂井瑠星騎手)
「メンバーを考えていつもより前の位置でイメージ通りのレースが出来ました。前の馬が楽なペースだっただけに届きませんでしたが、今日のようなレースができれば今後楽しみです」
5着 グレイトチャーター(和田竜二騎手)
「スローペースにはまってしまった感じです。自分のリズムでレースを進めて、直線では差し切る手応えだったのですが、このペースだとゴチャついてしまいスペースがありませんでした」