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 11月17日(日)に京都競馬場で行われる第36回マイルチャンピオンシップ(GI)に登録しているダイアトニック(牡4、栗東・安田隆行厩舎)について、追い切り後の安田隆行調教師のコメントは以下の通り。

(前走のスワンS1着を振り返って)
「見ていても本当にハラハラドキドキでした。
一瞬2着かなと思ったのですが、スローモーションで見た時に"あっ、勝ってる"と喜びが満ち溢れました。
GIIで初めての経験だったので、厚い壁があると思っていました。それを見事に打ち砕いてくれましてびっくりしました」

(前走後の調整について)
「本来はこの馬は硬くなるところがあるのですが、前走のスワンステークスを使った後は以前ほどの硬さがあまり見られないのです。すごく良い状態で今回挑めそうです」

(最終追い切りを振り返って)
「先週は弾けすぎて、今週は控えて行こうと、53~55秒ぐらいで行こうと打ち合わせをしていました。54秒台で難なく良い形で上がって来られました。思ったような時計です。
54秒の終いは12秒台ですから馬自身はすごく弾けています。
前走も正直に言って自信がなかったので、あまり大きなことは言えなかったのですが、状態としては前走と同様であまり変わりはないです」

(今回のレースに向けて)
「(1400mは5勝2着1回)その2着も東京だったので、京都の1400mは5戦5勝です。よほど京都の相性が良いのでしょうか。ただ、今回は1600mです。1600mは新馬で勝っていますが、今でも覚えているのですが、一昨年の12月に3コーナーで不利を受けて最後方まで下がって直線で大外から有力馬を交わした時は、この馬はすごいなという印象が残っています。その後は1600mで勝っていないので、今回はどれだけの競馬ができるかというのは見てみたいです。
遅生まれだったのですが、当初は一回競馬を使うと背腰に疲れが結構残っていました。1ヶ月、もしくは1ヶ月半、2ヶ月と開けないと元に戻りませんでした。前回のスワンステークスを使った後にまたガタッとくると思っていたのですが、今回は使った後もすこぶる順調にいって動きが硬くなっていないのです。やはり馬自身がだいぶ力を付けたなというのはその辺りで思いました。
精神面では、じゃれるところなどは子供っぽいなという感じは受けますが、動き自体は一皮剥けたという感じはします。
じゃれている雰囲気なんかはお父さんと似通ったところがあります。それ以外は悪い癖はないですね。
GIですから甘くはないのですが、お父さんに一歩でも二歩でも近づきたいなという思いです。ここは良い競馬をして、お父さんに近づきたいなと思っています。
よほど馬場が悪くなると心配です。
週間予報を見たら土日とお天気マークだったので、それは大丈夫かなと思っています。
安田厩舎から出たロードカナロアという馬の子供なので、我々も最初は期待して、どれだけ行けるのかなと思っていました。正直に言って期待以上に活躍してくれて、頑張ってくれています。"千四チャンピオンシップ"ならすごく自信があるのですが、1600mのマイルチャンピオンシップなので、ファンの方のご声援の後押しをいただければ幸いです。よろしくお願いいたします」

(取材:米田元気)

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