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 18日(日)京都競馬場で行われる第35回マイルチャンピオンシップ(GI)に出走予定のステルヴィオについて、追い切り後の共同記者会見での木村哲也調教師のコメントは以下の通り。

「今日は(併せた相手に乗る)助手がこういう調教だとプレッシャーもかかると思うので、信用・信頼はしているのですが、そこだけですね。いい意味で思い描いたとおりに運べました。いい稽古ができたのかな、と思います。

(ビュイック騎手からは)すばらしい動きだった、と言われました。

(春は)スプリングステークスで良い滑り出しが出来て、個人的にはその後一段と馬が良くなって、いいコンディションに出来た、という手応えがありました。が、終わった話で恐縮ですが、結果的には私の調教の組み立てが失敗して、当時のステルヴィオのパフォーマンスを引き出してあげられなかった、反省点の多い皐月賞でした。さらにダービーでリカバリーできるか、というと、時間はなかったな、という感じで、その中でダービーでも脚を使ってくれて、自分自身悔しい思いをした春シーズンでした。

しっかりオーバーホールして、どういう形で秋を迎えることができるか、ということはありながらも、期待感は持っていました。

(前走の)結果は残念でしたけれども、改めてあの素晴らしい馬を管理させていただいているのだな、という気にさせられましたね。ハードなレース内容だったと思いますし、なおかつあれだけのパフォーマンスをしていて、正直、腫れないようなところが腫れたりして、少し心配しました。1週間見させてもらってリカバリーして、その後はノーザンファーム天栄に移動しました。

(GIでも通用すると)客観的な評価はいただいているので、評価は周りの方々がすることだとは思いますけれども、私自身が(評価を)話す機会があるとすればそう思っています。

(ビュイック騎手を迎えて)ああだったら、こうだったらよかった、ということはないように、現時点でステルヴィオが持っている能力を発揮させる競馬ができれば嬉しいなと思います。

(前走は)思いのほか減ったというか、普段厩舎で管理しているときの数字よりも減ったものですから、ちょっとびっくりしたところもありました。輸送の段取りとかを含めて、これから今日の午後、明日に馬を見て、最終的な精査も必要になってくると思っています。前回の毎日王冠を使うにあたって厩舎で管理したときと、具体的な数字で言えば変わっていません。(場合によっては輸送の前倒しも)もちろん考えています。どうやって移動するかはちょっと時間をいただければ、と思っています」

(取材:山本直)

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