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 12月1日(日)に中京競馬場で行われる第20回チャンピオンズカップ(GI・ダート1800m)に出走するサトノティターン(牡6歳、美浦・堀宣行厩舎)について、追い切り後の上原佑紀調教助手のコメントは以下の通り。

「(今朝の追い切りは)輸送を控えていますし、先週までで大分乗り込んで来ているので、反応の確認程度にとどめる予定でした。前半の行きっぷりも良かったですし、終いの反応も良かったので、かなりいい状態に持って来られたと思います。

 (前走は)東京のダート2100mに高い適性を持っている馬ですし、期待通りの走りを見せてくれたという印象でした。乗っていたシュタルケ騎手も『乗りやすくて自分の思い描いていた通りのレースが出来た』と話してくれましたし、内容は良かったと思います。

 この中間は在厩調整で、前走後も大きなダメージはなかったので、割と早い段階で調教のペースを上げられました。ここまで順調に調整出来ています。(6歳を迎えて今年5戦3勝、変化は)2歳、3歳の頃から大きな馬でしたが繊細な面があって、精神面も含めて中身が伴ってこない所がありました。それもあって年に1回、2回しか使えない事もある状況でしたが、最近になってようやく中身が充実してきて、心身のバランスが取れてきた感じですね。コンスタントに競馬に使えるようになったので、そういった意味では精神面の成長がかなり大きいのかな、と思います。

 (この馬の長所は)普段から大人しくて飼い食いも旺盛ですし、毛艶も良いですね。精神面の成長に伴って、コンディションも整えやすくなってきた印象があります。競馬でもようやく力を発揮できるようになってきた感じなので、今は精神面の落ち着きが長所になったと感じています。課題としては長時間の輸送の後に調子を落とすような面があるのですが、そこは私達も大分前から分かっている事ですから。チャンピオンズカップを目標にすると決めた時点で、調教の内容なども含めて逆算して対策してきたので、なるべく良い状態で本番を迎えられるように努力したいなと思っています。

 (中京ダート1800mという舞台について)小回りへの対応という課題はありますが、中山ダート1800mで重賞を勝っているように割とタフで、アップダウンのあるコースには適性があるのではと思っています。重馬場でも結果が出ていますし、道悪になっても対応できるでしょう。ダートのナンバーワンを決めるレースですから、良いメンバーが揃っていますが、この馬もまだ底を見せていない所があります。力を最大限発揮できれば、GI馬が相手でも引けは取らないと思っています」

(取材:大関隼)

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