【チャンピオンズC】栗東レポート~クリソベリル(音無調教師) [News]
2019/11/27(水) 15:15
12月1日(日)に中京競馬場で行われる第20回チャンピオンズカップ(GI)に登録しているクリソベリル(牡3、栗東・音無秀孝厩舎)について、追い切り後の音無秀孝調教師のコメントは以下の通り。

(GIを迎える今の気持ちは?)
「どんな思いと聞かれても大して変わらないですが、今までと違うのはメンバーが強いので、そのうち負けるのだろうなと思いながら迎えています。そうしたら今回かなと思っています。
 厩舎に入ってきて、新馬戦を使った後は順調だったのです。その時に2歳のうちに賞金を加算して、できれば全日本2歳優駿などを目標に掲げていました。しかし、放牧した後に病気を発症して、半年あまり休んでいました。このことによって、3歳の時のドバイとかが目標にありましたが、それも全部駄目になりました。1勝馬のまま今年を迎えて、500万円以下の平場を使うことになったのですが、この間が非常に長かったですよね。その後は2ヶ月に1回ぐらいをずっと使ってきたというローテーションです」

(この中間の仕上がり具合は?)
「2ヶ月ずっと開いていますが、これは2戦目以降は番組に合わせて使っているものですから、こういう結果になっているだけで、別に意図して2ヶ月に1回使おうとしているわけではないのです。もう一つは、兵庫チャンピオンシップの時が一番馬体重が多いのです。新馬戦は520キロ台ですが、この時は544キロで、成長した状態でした。ところが、ご存知のようにその後のクリソは体重が減っているのです。夏場に差し掛かっているから、2ヶ月開けても減っていったのかなという印象です。特に前走も530キロ台で競馬していますから、今の状態はどうなのと聞かれましたら、4週間前に帰ってきた時が560キロなのですよ。私たちは1回追い切るごとに2キロぐらい減ると思ってやっていますから。確かに1回やった後は558キロあったのです。2回目が556キロ。先週やったら554キロかなと思ったら556キロだったのです。それで今日もやりましたが554キロになっていれば良いなと思っています。中京に輸送しても550キロは切れないと思います。前走時の539キロからしたら今回は大幅に体重増になってしまいました。ですから10キロは増えている可能性は大です。だけどもそれは時期が違うから。夏場は減りましたでしょ。だけど今は寒くなってきていますから減りませんし、帰ってきた時からそんなに減るわけではありませんし、仕方がないですね。
 2ヶ月ですが、今回は確かに背が高くなって帰ました。以前よりは背が高くなったなという印象はあります。550キロを超えているということで、腹が出ているかと思ったら腹は出ていませんし、付くところには肉が付いているのであまり心配しなくて良いのかなと思っています」

(この馬の強みは?)
「私はクリソライトも担当しましたが、クリソライトは揉まれ弱かったのです。全兄弟なのですが(クリソベリルは)揉まれ弱くないです。その点は全然心配していません。メンバーが一気に強くなるというところに不安はあります」

(最終追い切りの評価について)
「今日の私の評価はあまり良くないです。それは何故かと言うと、ブラックスピネルが食らい付いてきましたよね。ほぼ同タイムなのですが、先週は時計がかかっているのは馬場のせいかなと思うのですが、ブラックスピネルには楽に先着してほしかったなという部分はあります。ただ、ブラックスピネルに松若騎手を乗せたことによって、軽いから結構動けたのです。その分だけだと思います。
 先週は良かったです。反対にブラックスピネルには助手が乗りましたから。クリソベリルは同じ助手が乗っていますから変わっていません」

(今回のレースに向けて)
「別に弱いところを選んで使ってきたわけではありませんが、日本テレビ盃にしても左回りを経験させたかったから使ったのです。それ自体は納得していただきたいなと思います。今回は左回りで前回経験済みですから、その点は問題ないとして、レースがどういう展開になるか、枠順がどこになるかとかいろいろ考えるときりがありません。ここは自分のレースをしたらどうかなと思っています。展開とかそういうことは全く分からないですね。
 スタートは最近良いです。デビュー当初は結構後ろからの競馬ばかりしていましたが、今は自在に競馬ができるのではないでしょうか。
 中京コースは直線は長いですが、結構コーナーが小回りなのです。これまでもずっと見ていますが、1800mだと1コーナーでスピードダウンして、1コーナーまでが速くても2コーナーまでが遅くなります。直線は長いですが、コーナーがきついので、後ろにいたのではきついという印象はあります。
 あまり言うと、川田騎手が乗りにくくなるのでこの辺にしておきます。
 勝ってくれたら良いですが、負けたら負けたでショックも大きいし、そうなったら来年のことは考えられないですよね。
 何番人気か分かりませんが、これまでずっと1番人気に支持されてきてそれに応える結果を出してきました。今回も相手は強いですが、皆さんの期待に応えられるように頑張ります。また応援して下さい。よろしくお願いします」

(取材:米田元気)