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 船橋競馬場(天候:曇、馬場:やや重)で行われたダートグレード競走の第23回マリーンカップ(JpnIII・1600m)は、JRAのオウケンビリーヴが競走から除外となり7頭の少頭数で行われ、道中3番手の内で脚を溜めた3番人気のラーゴブルー(川崎)が、逃げる1番人気アイアンテーラー(JRA)を直線で捉え、1分40秒6の時計で重賞3勝目を挙げた。鞍上は大井の御神本訓史騎手。1馬身半差の2着にアイアンテーラーが粘り、2番手でレースを運んだリエノテソーロが2馬身半差の3着に続いた。

勝ったラーゴブルーは父ハーツクライ、母ベネンシアドール(その父キングカメハメハ)という血統、川崎・内田勝義厩舎所属の5歳牝馬。通算成績18戦9勝(中央6戦0勝)。昨年のしらさぎ賞(浦和)、東京シンデレラマイルに続き重賞3勝目。

<レース後の関係者のコメント>
1着ラーゴブルー(御神本訓史騎手)
「レース前に(オウケンビリーヴが競走除外になる)アクシデントがありましたが、無事にレースに出て、結果を出すことができて良かったです。もともと戦法に注文がつくタイプではないので、ゲートを出て前を見ながらレースを進めました。道中は内のポケットに入れて折り合いもついて、4コーナーは抜群の手ごたえでした。ダートグレードレースは地方馬にチャンスは少ないですが、その数少ないチャンスをものにできて良かったです。こちらに転厩してから馬体重が増えて力をつけてきて、期待以上の走りをしてくれています。もっともっと強くなるので応援よろしくお願いします」

1着ラーゴブルー(内田勝義調教師)
「勝つことができて非常に嬉しいです。前走12月のレースが終わってからは、ここに照準を絞ってじっくり調整してきました。レースが上手くて、掛からないタイプなので、うまく運べればなんとかなるかと思っていましたが、勝ってくれました。馬はかなりパワーアップしてきて、交流重賞では戦っていけるぐらい力をつけています。次走は様子をみてオーナーと相談します。JRAにいた頃は長い距離では結果が出ませんでしたが今ならもう少し長い距離もこなせそうな気がするので、1800メートルのレースも視野に入れた上で考えていきたいです。段々と力をつけてきて、これからもラーゴブルーと頑張りますので、応援よろしくお願いします」

2着アイアンテーラー(浜中俊騎手)
「この馬のレースはできました。前走は疲れがあって元気がなかったのですが、休んだことで今日は元気を取り戻していました。スローペースに落とし過ぎるとこの馬には良くないので、自分でペースを作っていきました。出来は戻っているので、この牝馬路線で頑張れそうです」

3着リエノテソーロ(大野拓弥騎手)
「馬の体調は良かったです。初騎乗でしたが、前を見る形でレースを進められました。ただ、なし崩しに脚を使わされてしまったので、欲を言えば逃げ馬の後ろにつけていきたかったですね。最後は手ごたえがあまり良くなかったですが、頑張ってくれています」

5着ナムラアヴィ(吉留孝司騎手)
「初騎乗でしたが、スタートがあそこまで出ないとは思いませんでした。それでも最後伸びていますので、自己条件なら十分やれると思います」

(取材:小屋敷彰吾)

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