お知らせ:

競馬実況web

 12月2日(日)に中京競馬場で行われる第19回チャンピオンズカップ(GI)に出走を予定しているオメガパフューム(牡3、栗東・安田翔伍厩舎)について、追い切り後の安田翔伍調教師のコメントは以下の通り。

(前走のJBCクラシック2着を振り返って)
「もちろん1着を目指していましたので、2着という結果に残念な気持ちはあります。しかしこの馬の能力を再確認できたレースでもあり、ペースが上がった時に遅れた面など、今後の課題が見つかったという意味では、いろいろ学んだレースでした。
少し急がせてしまうと左に張る面は元々ありました。前走では、それが出てしまったので、今後に修正しなければならない課題ではあると思います」

(前走後の調整について)
「シリウスステークスの時と違って、レース後もしっかり体力を消費した感じがありました。そういう過程を踏んだ方が競馬に向けてのリズムが作りやすい馬です。在厩させたまま思い通りの調整を経て、今回のレースを目指しています。
前走が終わって、プール調教を併用しながら、まずはレースの疲労を回復するのに努めました。そこから今回のレースに向けて、また集中力を高めていく調教に移行しての今日に至ります」

(調教過程を振り返って)
「馬自身、だいぶ集中力が高まって競馬モードに入っています。その気持ちを乱さない程度に負荷をかけられればというところでした。併せることで気持ちを高めて、乗り手のアクションによって馬を前向きにさせ過ぎることで、エキサイトさせることだけは避けたかったので、思い通りの調教ができました。
今までの中で、一番コンディションには自信を持って挑めます」

(今回のレースに向けて)
「もちろん癖などはこちらから(鞍上のC・デムーロ騎手に)伝えましたが、ミルコ(デムーロ騎手)にも詳しく聞いておいてほしいとも話しています。枠順が発表されてからレースのプランは組み立てたいです。
中京で走ったことがないので、大丈夫と簡単に言うわけにはいきませんが、今まで初めての舞台でも、しっかりと能力を出し切ってくれた馬ですから、大きな心配はしていません。コースより、枠の並びなどを注意して分析したいです。枠はどこでも良いのですが、やはり並びの方ですね。
あの馬がどのコースが良いというよりも、こちらが求める走りを学習してくれるので、今回に関しては中京の1800mを意識した調教をしています。中京の1800mが一番良いと思います。
調教師に余裕を与えてくれるぐらい大人びてきました。
このカテゴリーで本当に強い馬が揃っていますので、楽な競馬にはならないと思います。
オメガパフュームが当日、しっかり能力を発揮できるように管理いたしますので、応援よろしくお願いします」

(取材:米田元気)

お知らせ

お知らせ一覧