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 9日(水)船橋競馬場(晴 稍重)では、ダートグレード競走・第18回マリーンカップ(JpnIII ダート1600m)が行われ、JRAのワイルドフラッパーが7馬身差の圧勝。前走のエンプレス杯に続き、重賞2連勝となった。レース後の関係者のコメントは以下の通り。

1着 ワイルドフラッパー(福永祐一騎手)
「返し馬で馬の感触を確かめましたが、逞しく、完成された体で、良いフォームだと感じました。よほどのことがないと負けないだろうと思っていました。スピードのある馬ですし、距離短縮も心配ありませんでした。今日は内枠でしたが、以前乗った時に砂をかぶって、揉まれると嫌気が差すところがありましたので、その点に気をつけました。位置取りは、逃げるか、外目の2~3番手に付けようと思っていました。しかし、行く馬がいたので控えて、外に出す時に他の馬の邪魔にならないようにだけ注意しました。今日はステッキを使うことなく、あまり後続を離さないようにと思っていました。それでも7馬身差ですから、能力は相当高いです。深い砂でも走りますし、前走のようなぬかるんだ馬場はもっと得意です。今後、牡馬とも良い勝負ができるのではないでしょうか。」

(松田国英調教師)
「前走は仕上げすぎて走ってしまいました。走りすぎて故障してしまうのは避けたかったので、一旦社台ファームへ放牧に出して、馬体をチェックしてもらいました。今回も良い状態で、こちらも自然体でレースに臨むことができました。スタートが上手で、ロングスパートも利く馬ですから、展開のアヤは関係ありません。この先にはGIが待ち受けていますが、いきなりは行きません。今後は、夏場に牡馬と戦わせて通用するかどうかで、レースの選択を考えていきたいです。ダートの競馬に体を馴染ませて、ステップをしっかり踏んでいきます。ファンに皆さんにも、ワイルドフラッパーが勝つ姿を何度も見ていただきたいと思っています。」

3着 カイカヨソウ(今野忠成騎手)
「体が増えて、良い意味でピリピリしていました。力をつけているのかもしれません。思ったよりペースが流れませんでしたが、内をついてスルスルとうまく抜け出してくれました。1600mぐらいが良いと思います。今後ダートグレードでもやっていける感覚がありました。」

(取材:米田元気)

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