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28日(日)に東京競馬場で行われる第41回ジャパンカップ(GI)に出走するユーバーレーベン(牝3歳、美浦・手塚貴久厩舎)について、共同会見での手塚貴久調教師のコメントは以下の通り。

「この子の場合はいつも気持ちの方が大切なので、常に調教は併せ馬の形でしていて、今週も3頭併せの真ん中に入って、レースに向けてのモチベーションを上げて行くような追い切りをしました。元々それほど良く見せるタイプではないのですが、今週の動きは十分合格点をあげられるものだったと見て取れました。

オークスの後に、軽い脚部不安で休ませた期間が長かったという事もありましたし、秋華賞に間に合ったというより、間に合わせたという部分も正直ありました。そういった面もあって残念な結果になってしまったのですが、レース後特に脚元も問題なかったですし、レース後に状態がアップしてきたというのは何よりだと思います。

苦しい状態の中での秋華賞の後に状態をよく見ていましたが、馬には本当にハリも出て来ましたし、調教の内容も、馬の走る気持ちも随分出て来たんじゃないかなというところで、秋華賞を使った上積みはあるんじゃないかと思います。

広い東京の2400m、というのは彼女にとって一番力を発揮できる舞台であることは間違いないと思います。ジャパンカップですからやはり強い馬が出て来ますし、勿論胸を借りるつもりではあります。この子の適性面に賭けてみたいところと、3歳牝馬で斤量的にも若干恵まれているんじゃないかというところはあるので、その辺りに望みを託してみたいという気持ちはあります。

なかなかオークスのようには行かないんじゃないかな...とは思っていますが、ジョッキーも東京の2400mへの適性を凄く感じてくれているようですし、ジョッキーがその辺りも楽しみながら乗ってくれたら良いな、と思います。

秋華賞が不甲斐ない結果で、ファンの皆様には申し訳ないなという気持ちなのですが、その後順調にレベルアップして来られました。今回のジャパンカップは少なくともあのような出来ではないので、しっかり作れていますし、この子の力は十分に発揮出来る状態になっているので、ファンの皆様のひと押しがあれば、もっと良い成績が収められるんじゃないかと思っています。応援して頂ければと思います」

(取材:大関隼)

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