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11月28日(日)に東京競馬場で行われるジャパンカップ(GI)に出走予定のシャフリヤール(牡3、栗東・藤原英昭厩舎)について、共同会見の藤原英昭調教師のコメントは以下の通り。

「ダービーを勝たせてもらって、神戸新聞杯から、というところで計画を立てていて、(神戸新聞杯は)馬は良かったんですが、思った以上に悪天候で、自分も馬場を歩いたんですが、さすがにシャフリヤールには合わない馬場でした。競馬自体も競馬の後も疲労はあったと思います。予想外のレースでした。神戸新聞杯から菊花賞へ出走した馬を見てもわかるように、疲れが残っていたと思います。シャフリヤールの場合は2か月、しっかり疲労を取って、ここを目標にしてきました。ケアをして体調を整えて、ここまで順調というところで、計画通りに来ています。

(1週前は)動きを見たかったし、しっかり動かしたかったというところで、岩田望来ジョッキーを乗せて、併せ馬で最後はしっかり、良い動きで良い時計が出ました。(岩田望来騎手は)ずっとシャフリヤールの調教をつけてくれている人間ですから、神戸新聞杯よりも1度使ってしっかりしているのは感じ取ってくれたみたいです。

先週しっかりやっているので、(今日は)坂路で整える、という感じで、川田ジョッキーが毎日杯以来初コンタクトで、どういう感触であるか確かめる調教でした。時計も指示通りですし、動きも予想通りの感じですね。川田ジョッキーがどう判断するか聞きたかったです。(川田騎手は)終わってから『春よりもしっかりして、馬は動ける状態』と言ってくれました。

すごく乗りやすい馬で、ディープインパクト産駒で瞬発力がありますから、(東京芝2400メートルは)絶好の条件だと考えています。

世界のGIというだけあって、メンバーも三冠馬がいたり、歴代のダービー馬がいたり、外国馬もそうですが、リスペクトを忘れないようにして、こちらは挑戦者という感じで臨みたいと思っています。

競馬がしやすいのは真ん中くらいの枠だと思います。

(輸送は)春にクリアしていますが、テンションの上がる馬なので要注意で進めていこうと思います。

人(へのプレッシャー)というよりも馬が健康体であって、今度は神戸新聞杯ではなくて大一番ですから、馬主体にして元気で走れる状態にするのが我々の仕事と思っていますから、そこに対してのプレッシャーは大きなレースですから、スタッフ一同緊張感を持ってやってきた、という感じですね。

(ダービーで)2着のエフフォーリアも天皇賞を勝ちましたから、レベルが高かったなと改めて思いますが、それに恥じないレースをと思っていますし、それに恥じない馬を作っていくことを、この限られた期間でやっていきたいと思っています。

(自身にとってジャパンカップは)世界の国際GIレースですね。我々がブリーダーズカップを目指したり、凱旋門賞を目指すのと同じように、ジャパンカップもそういう位置づけであると思っています。挑戦しがい、やりがいのあるレースだと思っています。

ダービー馬として恥じない、神戸新聞杯は条件が揃わなかったですが、今回は良馬場で出来そうなので、思う存分パフォーマンスを出してもらって、上位に食い込みたいと思っています。応援よろしくお願いします」

(取材:山本直)

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