6月12日(木)「関東オークス(川崎・JpnII)はエスメラルディーナが人気に応え重賞初制覇」ほか [全国競馬情報]
2014/06/12(木) 16:11

●● 関東オークス(川崎・JpnII)~エスメラルディーナが人気に応え重賞初制覇 ●●

 11日、川崎競馬場(天候・雨、馬場状態・不良)で行われた3歳牝馬によるダートグレード競走・農林水産大臣賞典第50回関東オークス(JpnII・2100m・3歳オープン・牝馬限定・1着賞金3200万円)は、南関東から5頭、JRAから4頭、他地区3頭の合わせて12頭が出走した。

 スタートして、兵庫のトーコーニーケが気合をつけて出て行ったが、その内からJRAのエスメラルディーナが楽に交わして先頭に立った。

 ほぼ一団になった中、結局ペースを握ったのはエスメラルディーナ、2番手に船橋のイエスアイキャンが上がり、その内にほとんど差がなくトーコーニーケ、JRAのローブデソワ、高知のクロスオーバー、JRAのアムールブリエと続いた。
 
 向正面では、先頭と2番手は変わらないが、その後ろにローブデソワとディルガのJRA2頭が上昇を始めた。先行集団が固まってきたが、3~4コーナーにかけて先頭のエスメラルディーナが後続を引き離し始めた。
 
 直線に入ってもエスメラルディーナの勢いはさらに増し、最後は7馬身差の圧勝。勝ちタイムは2分16秒6だった。鞍上はC.ウィリアムズ騎手。ウィリアムズ騎手はエスメラルディーナと3度目のコンビだった。2着には兵庫のトーコーニーケが入り健闘を見せた。3着はJRAのアムールブリエだった。
 
 勝ったエスメラルディーナは父Harlan's Holiday、母Tasha's Star(その父Spanish Steps)という血統の牝3歳・鹿毛馬。JRA美浦・斎藤誠調教師の管理馬。通算成績は5戦3勝(うち地方2戦1勝)、重賞は3度目の挑戦で初めての制覇となった。斎藤誠厩舎は、ヌーヴォレコルトで勝ったオークスに続き、中央と地方の両オークスを制覇したことになる。

●レース後の関係者のコメント
1着エスメラルディーナ(C.ウィリアムズ騎手)
「今日は、盛り上がったレースに参加できた上に、勝つことができて、嬉しく思っています。川崎に来てから、出張馬房で馬の様子を見て、状態の良さが伝わりました。前走の園田は砂が合わなかったのか、2着でした。今日は砂が合っているかどうかは分かりませんが、自分のペースで逃げられました。4コーナーまで自分の思うように動いてくれて、最後の直線ではゴーサインにグッと反応してくれました。馬が成長していることも分かりましたし、スタッフの努力も感じられました。調子が良く、強い馬であることを再認識しました。やはりダートが一番合うと思います。ここはあくまでステップで、これからもっと上を目指してくれると思います。」

(斎藤誠調教師)
「天候が悪く、心配していましたが、力を存分に発揮してくれました。(中央・地方両オークスを制したことは)嬉しく、馬主に感謝しています。前回は兵庫での競馬でしたが、牡馬相手に頑張って、疲れていました。レース後はノーザンファーム天栄へリフレッシュ放牧に出して、良い状態で厩舎に帰ってきました。ジョッキーはこの馬のことを良く分かっていて、"みんな同じ条件だし、力さえ発揮できれば勝てる"と言っていました。スタートは少し立ち遅れましたが、その後はマイペースで行けました。私は先頭か2番手がいいと思っていたのですが、先頭に立ったのはウィリアムズ騎手らしいなと思いました。ペースが思ったより遅く、後ろが団子状態だったので、4コーナーを先頭で回れて良かったです。レースに出ている馬は皆同じ条件の中、うちの馬もよく頑張ってくれました。正直マイラーだと思っていましたが、今日の馬場や距離などをこなせたので、視野が広がって今後も楽しみです。これまで優しい馬という印象でしたが、今は女性らしくキリっとしてきて、その点で角が立たないように、今後オン・オフを切り替えて調整できれば良いと思います。今日は全力投球だったので、馬の様子を見ながら次のことは考えたいです。」

2着トーコーニーケ(川原正一騎手)
「理想のポジションで、あとは展開やレースの流れを考えるだけでした。左回りも練習して、それが結果に結びついて良かったです。ハードなトレーニングをしてきた中、飼い葉はしっかり食べていました。前に行ったらどの程度力があるかと思っていましたが、よく頑張ってくれました。レースごとに勉強していて、学習能力のある馬です。」

3着アムールブリエ(武豊騎手)
「まくって行きたいと思っていましたが、手応えがなく、進んで行きませんでした。良い馬なのですがね...。自分から気持ちを出してくれるとレースがしやすいのですが。長い距離は合うと思います。」

(取材:米田元気)



●● GRANDAME-JAPAN2014、3歳シーズンの女王はトーコーニーケ(兵庫)に ●●

 今年で5年目を迎えた世代別牝馬重賞シリーズ『GRANDAME-JAPAN(グランダム・ジャパン)』の3歳シーズンは11日の関東オークス(川崎・JpnII)で全日程が終了した。
 8戦中3戦を制したトーコーニーケ(兵庫)が、合計45ポイントを獲得して総合優勝。2位には27ポイントのコパノバウンシ(大井)、3位は26ポイントのクロスオーバー(高知)となった。
 古馬シーズンは7月1日の読売レディス杯(金沢)を開幕戦に、全8戦が行われる。

(地方競馬全国協会のホームページによる)



●● JRAとの交流戦の結果 ●●

<10日(火)>
 川崎競馬(晴、不良)10レースの'14スパーキングナイトチャレンジ(南関東B1・JRA4歳以上1000万下、1600m、9頭立て)はJRAのコスモパルダ(森泰斗騎手)が1分40秒1で勝利。通算28戦3勝(中央22戦1勝)。

 金沢競馬(曇、良)9レースの能登見附島賞(金沢3歳・JRA3歳未勝利、1500m、9頭立て)は金沢のアキレウス(桑野等騎手)が1分38秒1で勝利。通算17戦3勝。

<11日(水)>
 川崎競馬(雨、不良)8レースのムーンストーンフラワー賞(南関東3歳未格付・JRA3歳未勝利、1400m、12頭立て)は川崎のアトムオークス(今野忠成騎手)が1分28秒8で勝利。通算14戦1勝。

 園田競馬(曇、良)10レースの猪名川特別(兵庫A級、JRA4歳以上1000万下、1870m、11頭立て)はJRAのキンショータイム(幸英明騎手)が2分03秒1で勝利。通算26戦3勝(中央25戦2勝)。



●● 各地の2歳戦の結果 ●●

<11日(水)>
 門別競馬場(曇、重)では2歳戦が6鞍行われた。
 2レースの未勝利(1000m、11頭立て)はフリーランス(亀井洋司騎手)が1分02秒2で勝利。スマートボーイ産駒で3戦目の初勝利。
 3レースの未勝利(牝馬限定戦、1000m、12頭立て)はオーベルジーヌ(宮崎光行騎手)が1分02秒1で勝利。タイキシャトル産駒で4戦目の初勝利。
 4レースのJRA認定アタックチャレンジ(未勝利戦、1700m、7頭立て)はパーティメーカー(岩橋勇二騎手)が1分53秒6で勝利。パイロ産駒で2戦1勝。
 5レースのJRA認定フレッシュチャレンジ(新馬戦、1200m、9頭立て)はキングヘイロー産駒のマドヲアケレバ(服部茂史騎手)が1分14秒6で勝利。
 6レースのJRA認定フレッシュチャレンジ(新馬戦、1000m、12頭立て)はスターキングマン産駒のアイスバードック(服部茂史騎手)が1分01秒7で勝利。
 7レースのJRA認定アタックチャレンジ(未勝利戦、1200m、8頭立て)はオウマタイム(井上俊彦騎手)が1分13秒5で勝利。タイムパラドックス産駒で2戦1勝。

 園田競馬(曇、良)4レースの初出走戦(820m、10頭立て)はジャングルポケット産駒のヒッポグリフ(永島太郎騎手)が52秒5で勝利。