5月7日(水)「かしわ記念(船橋)はコパノリッキー、オーナーの誕生日を飾る」ほか [全国競馬情報]
2014/05/07(水) 16:39
●かしわ記念(船橋)はコパノリッキー、オーナーの誕生日を飾る

船橋競馬場(曇 良)で行われたダートグレード競走・第26回かしわ記念(JpnI 1600m)は、地元・船橋から2頭、JRAから5頭、他地区1頭の合わせて8頭が出走した。

スタートで2番人気JRAのコパノリッキーが若干立ち遅れる形でレースが始まった。好スタートを切ったセイクリムズン、ゴールスキー、そして1番人気のワンダーアキュートが先行集団を形成した。コパノリッキーも盛り返して4番手につけ、その後ろにアドマイヤロイヤルが5番手と、JRA勢が引っ張る展開でスタンド前を通過。向正面でもその順番は変わらず進んだが、3~4コーナーにかけ、内からセイクリムズン、ゴールスキー、ワンダーアキュート、コパノリッキーと横に4頭が広がって最後の直線へ。

結局、残り200mと少々の地点で追い出されたコパノリッキーが堂々と抜け出し、後続に2馬身の差をつけて快勝した。勝ちタイムは1分39秒2、勝利騎手は田辺裕信(JRA)。これで前走のフェブラリーステークスに続き、GI連覇となった。2着に4番人気セイクリムズンが粘り、ハナ差の3着に1番人気ワンダーアキュートが入った。

勝ったコパノリッキーは父ゴールドアリュール、母コパノニキータ(母の父ティンバーカントリー)、牡4歳栗毛馬。JRA栗東・村山明調教師の管理馬。通算成績は10戦6勝(うち地方2戦2勝)、3歳時に兵庫チャンピオンシップも制しており、重賞は3つ目のタイトルとなった。村山明調教師、田辺裕信騎手ともにかしわ記念初制覇。

レース後の関係者のコメント
1着 コパノリッキー(田辺裕信騎手)
「今日は人気がある中で競馬をする立場だったのでホッとしています。平常心を保つことが、自分や馬にとって良いと思っていましたが、やはり気持ちが入りました。ゲートの中でソワソワしていて、スタートがイマイチでしたが、すぐ良いポジションに取り付くことができました。あとは馬が自分で進んでいってくれました。ペース的には速くないと思ったので、外を回って相手を負かしに行く形を考えました。縁があって、(オーナーの)コパさんの馬に乗って、立て続けにGIを勝たせてもらって嬉しいです。そしてコパさんが今日誕生日なので、勝てて良かったです」

(村山明調教師)
「田辺騎手が冷静に、うまく乗ってくれました。今日は伏竜Sで勝った時のイメージで、そうなれば良いなと思っていました。外を回るロスは大丈夫かと思った部分もありましたが、砂を被ると嫌がるので、田辺騎手には砂を被らせないように乗ってほしいと指示しました。(直線では)手応えから、たぶん伸びてくれるだろうと思いましたが、もうひと脚を使える馬が他にもいるので、ゴールまでドキドキしていました。フェブラリーステークスの後は少し疲れがあったので、楽をさせて、立て直しての調教でした。最終追い切りも2秒ぐらい遅かったのですが、前回で体が減っていた分、太めに仕上げました。いつもに比べて、思ったより輸送では体が減りませんでした。素直で、心肺機能も高いですし、走るフォームもきれいで無駄がありません。競馬でもその部分が現れています。このメンバーで同じ斤量で、このような競馬ができて、力のあることが証明できました」

(小林祥晃オーナー)
「今日が67歳の誕生日です。このような嬉しいプレゼントをいただけて、人生で最高の誕生日になりました」

2着 セイクリムズン(戸崎圭太騎手)
「初めて乗りましたが、返し馬から力があるなと感じました。良いリズムで競馬ができましたが、勝った馬が強かったです。馬は元気いっぱいで、最後も差し返すぐらいの根性を見せています。1600mでも問題ありませんでした」

3着 ワンダーアキュート(武豊騎手)
「ゲートの中でガタガタしていたのでハナに行こうかと一瞬思いましたが、控えました。状態が良さそうで、レースも良い形かなと思いましたが、最後で少し甘くなってしまいました。伸びそうでしたが...。次でまた頑張りたいと思います」

(取材:米田元気)


●兵庫チャンピオンシップはエキマエ、差し返す脚見せ重賞初制覇

6日、園田競馬場(晴 稍重)で行われたダートグレード競走、第15回兵庫チャンピオンシップ(JpnII ダート1870m)はJRA勢の争いとなり、ゴール前で盛り返した2番人気エキマエが3番人気ランウェイワルツを下し、重賞初制覇を飾った。

地元兵庫のニホンカイセーラがスタートで立ち遅れ。エスメラルディーナが主導権を握り、エキマエは1周目スタンド前で早くも並びかけていく。3番手マキャヴィティ、4番手のインに高知のクロスオーバー。その後ろに控えたランウェイワルツは2周目向正面で進出していく。4コーナーでは4頭が並び、直線で一旦はランウェイワルツが先頭に立つ。しかしそこからエキマエが差し返す脚を見せ、競り合いをクビ差制して重賞制覇。勝ちタイム2分0秒2、勝利騎手は戸崎圭太(JRA)。地元・川原騎乗のランウェイワルツが2着、3着エスメラルディーナ。以下マキャヴィティ、フジインザスカイと上位をJRA勢が占めた。地方勢はクロスオーバーの6着が最高。

エキマエは父メイショウボーラー、母ローレルシャイン(母の父コマンダーインチーフ)、牡3歳鹿毛馬。JRA美浦・中川公成厩舎の管理馬。今年に入り500万、ヒヤシンスSと連勝でここに臨み、3連勝で重賞初制覇となった。通算成績9戦4勝(うち地方1戦1勝)。戸崎圭太騎手、中川公成調教師とも兵庫チャンピオンシップ初勝利。


●各地の重賞レースの結果

<盛岡>晴 良
4日に行われた第27回やまびこ賞(3歳 ダート1800m)は2番人気ライズラインが勝利。楽に逃げて、直線でも悠々と後続を引き離して7馬身差の圧勝だった。勝ちタイム1分55秒6、勝利騎手は小林俊彦。離れた2着に1番人気シグラップロード、3着フラッシュモブ。

ライズラインは父スクリーンヒーロー、母イージーラヴァー(母の父Alwasmi)。牡3歳鹿毛馬、千葉幸喜厩舎。通算10戦4勝、若駒賞と南部駒賞に続く重賞3勝目。

<名古屋>晴 良
6日に行われた第16回尾張名古屋杯(ダート1600m)は2番人気ゴールドピューマが勝利。早め先頭に立ってリードを取り、エーシンバサラの追い上げをハナ差だけ凌いだ。勝ちタイム1分42秒7、勝利騎手は戸部尚実。1番人気エーシンバサラ2着、3着トキノサコン。

ゴールドピューマは父タイキシャトル、母ロイヤルウェーブ(母の父ロイヤルアカデミーII)、牡4歳栗毛馬。山内和明厩舎の管理馬。通算26戦11勝(うち地方21戦11勝)、重賞初出走で初制覇。

<園田>曇 稍重
5日に行われた第50回兵庫大賞典(ダート1870m)は地元のトップホース・オオエライジンが1番人気に応え快勝。3番手をがっちりと追走し、直線で先頭に並ぶとあっという間に抜け出した。勝ちタイム2分0秒8、勝利騎手は下原理。2着に2番人気ハルイチバン、3着は3番人気エーシンクリアー。

オオエライジンは父キングヘイロー、母フシミアイドル(母の父リンドシェーバー)。牡6歳栗毛馬。寺嶋正勝厩舎の管理馬。通算25戦16勝、重賞は10勝目。兵庫大賞典は2年ぶり2勝目となった。

<佐賀>晴 良
3日に行われた第1回高千穂峰賞(ダート1800m)は2番人気サウスパシフィックが勝利。4コーナーで各馬が馬場の外を通る中で、内を掬うように伸びた。勝ちタイム1分57秒8、勝利騎手は山口勲。2着は4番人気マイネルパルフェ、1番人気エスワンプリンスは3着。

サウスパシフィックは父ステイゴールド、母フィジーガール(母の父カコイーシーズ)。牡5歳鹿毛馬。東真市厩舎の管理馬。JRA18戦2勝でこの春に佐賀に移籍し、移籍初戦の六角川賞を勝って今回が移籍2戦目、連勝を飾った。


●別府真衣騎手(高知)がドイツに遠征

別府真衣騎手(高知・別府真司厩舎)が、今月11日にドイツ・ベルリンのホッペガルテン競馬場で行われる「ファティマ・ビント・ムバラク殿下主催レディースワールドヤンピオンシップ」第7戦に出場することが高知県競馬組合から発表された。なお、地方競馬所属の女性騎手がヨーロッパで騎乗するのは初めてとなる。

(NAR地方競馬全国協会公式サイト、高知競馬公式サイトなどによる)


●7重勝単勝式で最高配当更新(佐賀)

5日(月・祝)の佐賀競馬で発売された7重勝単勝式は、1326万4450円の払い戻しとなった(的中は1口)。これは従来の記録(72万2430円=平成24年6月9日)を大幅に上回る、レコード更新となった。

7重勝単勝式は、佐賀競馬の1日のうち後半7レースの1着を全て当てる賭式。投票方法はランダムで、払戻金の最高限度額は100円に対して6億円。オッズパークLOTOで発売されている。

(佐賀競馬公式サイトによる)


●深見勇也騎手(愛知)、2日の名古屋競馬で初勝利

2日の名古屋競馬第2レースでヒカルアヤノヒメが1着となり、騎乗した深見勇也騎手(井上哲厩舎)が初騎乗から28戦目で初勝利を挙げた。今年4月にデビューした地方競馬所属の新人騎手では妹尾浩一郎(高知)、中島龍也(金沢)、村上弘樹(愛知)に続く4人目の初勝利となった。

深見騎手は「とにかくうれしいです。やっと勝てました。所属の馬で勝てたので、特にうれしい。乗せてくれた調教師の先生に感謝しています。引き続き頑張りますので応援よろしくお願いいたします」とコメントしている。

深見勇也(ふかみ・ゆうや)騎手は1993年6月1日生まれの20歳、愛知県半田市出身。勝負服は赤、黒菱山形一本輪、白袖赤一本輪。初騎乗は今年4月14日の名古屋競馬2Rキョウワイリスで4着。そこから28戦目での嬉しい初勝利となった。

(名古屋けいば公式サイトによる)


●水野翔騎手(北海道)は5日の門別競馬で初勝利

5日の門別競馬第2レースでスマートアゲインが1着となり、騎乗した水野翔騎手(村上正和厩舎)がデビュー14戦目で初勝利を挙げた。水野騎手はこの日の門別8Rリボンナポリン賞もマダムバタフライで制し、早くも2勝目を挙げている。

初勝利について水野騎手は「人気馬だったのでデビュー戦より緊張しましたが、勝つことができてホッとしています。これからも、ひとつひとつ大事に乗っていきたいです」とコメントしている。

水野翔(みずの・かける)騎手は1997年3月29日生まれの17歳。初騎乗は今年4月23日の門別2Rメイショウシキザキで8着だった。ここから14戦目での初勝利だった。勝負服は青、白十字襷、白袖青二本輪。

(ホッカイドウ競馬公式サイトなどによる)


●阪野学騎手(北海道)がホッカイドウ競馬移籍後初勝利

今年度からホッカイドウ競馬に移籍した阪野学騎手(田中正二厩舎)が、5日の門別競馬第3レースでエスコルピオンに騎乗し1着となり、移籍後の初勝利を挙げた。阪野騎手は「ホッカイドウ競馬に移籍しゼロからのスタートとなり、初日から人気馬に乗せて頂いたのになかなか結果が出ませんでしたが、ようやく勝つことができました」とコメントした。

阪野学騎手は昭和63年5月21日生まれの25歳。2008年に愛知県競馬でデビューし、今年1月17日の騎乗を最後にホッカイドウ競馬に移籍した。今月6日現在の通算成績は2046戦307勝。

(ホッカイドウ競馬公式サイト、名古屋けいば公式サイトなどによる)


●竹之下昭憲調教師(愛知)、地方通算200勝達成

5日の名古屋競馬第4レースでヤマイチリーダーが1着となり、管理する竹之下昭憲調教師が地方通算200勝を達成した。

竹之下調教師は1950年10月22日生まれの66歳。愛知県弥富市出身。初出走は2005年1月17日の名古屋3Rホッコーオーキッド(8着)。初勝利は同年1月21日の名古屋7Rニシノリュウグウで達成。初出走から8戦目だった。2007年の尾張名古屋杯をエプソムキララで制している。通算2,176戦目での200勝達成。

(名古屋けいば公式サイトによる)


●2歳戦の結果(門別 5日:曇 良/6日:晴 良)

・5日の第5レース、JRA認定フレッシュチャレンジ(新馬 ダート1000m)は桑村真明騎乗のティーズアライズがハナ差の勝利。勝ちタイム1分3秒0。ワイルドラッシュ産駒。小野望厩舎。

・6日の第5レース、JRA認定フレッシュチャレンジ(新馬 ダート1200m)は宮崎光行騎乗のオヤコダカが6馬身差で勝利。勝ちタイム1分15秒0。サムライハート産駒、祖母が阪神3歳牝馬S3着のゴッドインチーフ。原孝明厩舎。

・6日の第6レース、JRA認定フレッシュチャレンジ(新馬 牝馬限定 ダート1000m)は阿部龍騎乗のジェルネイルが勝利。勝ちタイム1分2秒4。サウスヴィグラス産駒。角川秀樹厩舎。


●交流競走の結果

5日、船橋競馬場で行われたナイスステッキ特別(ダート1600m)は4番人気のルヴァンカーが逃げて5馬身差の圧勝。勝ちタイム1分42秒6、勝利騎手はJRA内田博幸から乗り替わった川崎・今野忠成。ステイゴールド産駒、JRA栗東・小崎憲厩舎の管理馬。今回が初ダートだった。5戦目の初勝利。