5月7日(木)「かしわ記念(船橋)は9歳馬ワンダーアキュート、和田騎手とコンビ復活で差し切り」ほか [全国競馬情報]
2015/05/07(木) 16:54
☆かしわ記念(船橋)は9歳馬ワンダーアキュート、和田騎手とコンビ復活で差し切り

5日火曜日、船橋競馬場(晴 良)で第27回かしわ記念(JpnI 1600m)が行われ、9歳馬ワンダーアキュートが鋭い伸びで先行馬を交わして勝利した。

大外枠からセイントメモリー(大井)が気合いをつけて逃げの手に出て、1番人気ベストウォーリア(JRA)がすぐ外の2番手。ハッピースプリント(大井)、セイクリムズン(JRA)が好位。2番人気サンビスタ、ワンダーアキュート、3番人気クリソライトらJRA勢がこれらの直後につけた。3コーナーでベストウォーリアが先頭に立つと、ハッピースプリントが外から接近、直後にワンダーアキュートがつけて、3頭が後続を離して直線へ向かう。直線に入るところでベストウォーリアを交わしにいったハッピースプリントがやや外に膨らみ、盛り返すベストウォーリアとハッピースプリントの間にワンダーアキュートが迫る。最後はワンダーアキュートが前の2頭をあっさりと交わして、1馬身差をつけて先頭でゴールに飛び込んだ。

勝ちタイムは1分37秒4、勝利騎手はJRA・和田竜二。

盛り返しを図ったベストウォーリアが2着を確保、ハッピースプリントは2着馬から1馬身半差の3着だった。クリソライトは4着、サンビスタは5着に敗れた。

ワンダーアキュートは父カリズマティック、母ワンダーヘリテージ(母父Pleasant Tap)の牡9歳鹿毛馬、JRA栗東・佐藤正雄厩舎の管理馬。通算成績を44戦13勝とした。昨年6月の帝王賞(大井)以来の勝利で、JpnIは2012年のJBCクラシック(川崎)と合わせて3勝目となった。

<レース後の関係者のコメント>

1着ワンダーアキュート(佐藤正雄調教師)
「アキュートと和田くんに感謝です。フェブラリーステークスの後は、最近にないくらい順調でした。年齢のことは気になっていましたが、馬体重が508kgまで絞れていて、この数字だと切れる馬なので、もしかしたら、とは思っていました。一番いい位置につけられましたが、あまりに末脚が切れたので驚いています。9歳でも筋肉はまだやわらかいですし、衰えを知りません。この後は帝王賞へ向かいます。この勢いで大井でも頑張りたいです。応援よろしくお願いします」

 (和田竜二騎手)
「レースは半信半疑でしたが、状態は良かったですし期待をしていました。とはいえ、正直びっくりしています。いい位置にはつけられましたが、3~4コーナーでズブくなっていました。しかし、直線では他馬の間に入った時に脚色が違ったので行けると思いました。抜け出してから遊んでいるような面もあり、まだ余裕があると思います。最近は奮わないレースが続いていましたが、調教では出来が良いと感じましたし、年齢は気になりませんでした。何とか年齢を覆して、今度はJRAのGIを勝たせてあげたいです。今日は久々にこの馬らしいレースが出来て幸せでした。(帝王賞が行われる)大井は走り慣れていますし、また一緒に頑張りたいです」

2着ベストウォーリア(福永祐一騎手)
「3番手の馬に早く来られたのが最後に応えました。積極的なレースをしてほしいという指示でしたが、他馬に早めに来られた分だけ、最後に厳しくなりました」

3着ハッピースプリント(宮崎光行騎手)
「ゲート裏から気合いをつけて、絶対に先行しようと思っていました。久々に乗りましたし、強引にでも行ってみました。4コーナーを出て少しふらつきましたが、思ったよりも善戦してくれました。調教ではスッと行ってくれますが、実戦はジリジリした脚になる、強いですが難しい馬です。なかなか中央の馬たちを負かすのは難しいですね」

4着クリソライト(武豊騎手)
「この距離だと先行するのは厳しいですね。思ったよりも砂を被って嫌がっていました。砂を被らずに引っ張っていけるくらいのほうがいいですし、距離が足りなかったです」

5着サンビスタ(岩田康誠騎手)
「パサパサの馬場で滑っているような感じで、今日は砂のキックバックを嫌がっているように感じました。状態は良かったのですが...」

(取材:山本直)


☆兵庫チャンピオンシップ(園田)はJRAクロスクリーガーが9馬身差の圧勝

6日水曜日、園田競馬場(晴 良)では3歳馬によるダートグレード競走、第16回兵庫チャンピオンシップ(JpnII 1870m)が行われ、JRA所属の1番人気クロスクリーガーが他馬を圧倒。2着に9馬身差をつける独壇場で重賞初制覇を飾った。

スタートでダッシュつかずタンジブル(JRA)が遅れる。クロスクリーガーは楽にハナに立ち、リアファル(JRA)が2番手でマークしスタンド前からはこの2頭が後続を離す。3番手にマキシマムカイザー、直後にコパノジョージとインディウムの地元勢が続いた。ポムフィリア(JRA)は中団、タンジブルは最後方から。勝負どころで各馬押し上げようとするもののクロスクリーガーの手応えは楽で、4コーナーから直線では後続をちぎる一方。2着に9馬身差をつけて悠々と逃げ込んだ。

勝ちタイム2分00秒4、勝利騎手はJRA・岩田康誠。

終始2番手で勝馬をマークした2番人気リアファルは2着、中団から追い上げた6番人気ポムフィリアが5馬身差の3着。地方馬ではコパノジョージの4着が最高で、7戦7勝で地元の期待を集めた4番人気インディウムは5着だった。

クロスクリーガーは父アドマイヤオーラ、母ビッグクィーン(母の父ブライアンズタイム)、牡3歳鹿毛馬。JRA栗東・庄野靖志厩舎の管理馬。クロスクリーガーは今年2月に世を去ったアドマイヤオーラの初年度産駒で、父に初重賞タイトルをプレゼントし、自身としても初重賞制覇となった。通算成績は6戦4勝。


☆かきつばた記念(名古屋)はJRAコーリンベリーが逃げ切り重賞初制覇

4日月曜日、名古屋競馬場(小雨 重)ではダートグレード競走、第17回かきつばた記念(JpnIII 1400m)が行われ、この距離を大の得意とするコーリンベリー(JRA)が1番人気に応えて逃げ切り。重賞初制覇を果たした。

コーリンベリーがハナを主張し、メイショウコロンボ(JRA)は2番手で控える。アイファーソング(愛知)、エナエビス(兵庫)と続いてレーザーバレット(JRA)は5番手追走。コーリンベリーは勝負どころでも逃げ脚衰えず、最後は2番手以下を振り切って先頭でゴールを駆け抜けた。

勝ちタイム1分25秒1、勝利騎手はJRA・松山弘平。

4コーナーをロス無く回って内から伸びた3番人気レーザーバレットが2着、2番人気メイショウコロンボが3着で、3頭出走したJRA勢のワンツースリーだった。4着は地元愛知のピッチシフター。なおJRAのエーシンビートロンは出走を取り消した。

コーリンベリーは父サウスヴィグラス、母コーリンラヴィアン(母の父ミシックトライブ)、牝4歳栗毛馬。JRA栗東・柴田政見厩舎の管理馬。去年のプロキオンS以外全て連対という得意の1400m戦で重賞初制覇。通算13戦6勝。


☆東京湾カップ(船橋)はドライヴシャフトが勝利、的場文男騎手が最高齢重賞勝利を達成

6日水曜日、船橋競馬場(晴 良)では東京ダービートライアルの第29回東京湾カップ(3歳 1700m)が行われ、2番手を進んだ5番人気ドライヴシャフト(大井・荒山勝徳厩舎)が直線で抜け出して勝利した。勝ちタイム1分48秒5、勝利騎手は的場文男(大井)。

中団待機から4コーナーで巧みに馬群を捌いた2番人気ミッドストラーダが2着で、以上2頭に東京ダービー(6月3日水曜・大井競馬場)への優先出走権が与えられた。1番人気ハタノヴォラーレは12着に敗れた。

ドライヴシャフトは父トワイニング、母ノブレスオブリッジ(母の父サンデーサイレンス)、牡3歳栗毛馬。通算8戦4勝、重賞初勝利。

この勝利で、的場文男騎手は自身の持つ地方競馬最高齢重賞勝利記録を58歳7ヶ月29日に更新した。これまでの記録は去年4月のクラウンカップ(川崎)勝利時の57歳7ヶ月9日。ちなみに的場騎手以前の記録保持者は海方昭三元騎手(上山)と佐々木竹見元騎手(川崎)で、ともに57歳4ヶ月19日だった。

(NAR地方競馬全国協会公式サイトによる)


☆5月2日から6日までの各地の重賞レース結果

・2日土曜日、佐賀競馬場で行われた第2回高千穂峰賞(1400m)は、JRAからの転入初戦だったケージーヨシツネ(牡7 井樋明正厩舎)が勝利。

・3日日曜日、盛岡競馬場では岩手ダービーダイヤモンドカップのトライアル競走、第28回やまびこ賞(3歳 1800m)が行われ、スペクトル(牡3 桜田浩三厩舎)が2着馬に1秒9の差をつけ大差勝ち。重賞3勝目をマークした。

スペクトルに騎乗した山本政聡騎手は以下の通りコメントした。
「調教担当者から凄くいい状態だと聞いていたので自信を持ってレースに臨みました。スタートが上手なので今回の逃げになりましたし、馬場も逃げ有利だったので最初から行く気。シーキングザライトが外から被せて来るのも想定内でした。今後のことを考えて折り合いを重視して乗りましたが、最後までしっかりと伸びてくれた。昨年よりさらに成長を実感。最後の瞬発力も威力を増しました。次(岩手ダービーダイヤモンドカップ)はロールボヌールも出てくるでしょうから、対決が楽しみです」

(コメントは岩手県競馬組合のリリースによる)


・5日火曜日、名古屋競馬場で行われた第54回駿蹄賞(3歳 1800m)は牝馬ハナノパレード(迫田清美厩舎)が8馬身差の圧勝で重賞2勝目。

・5日火曜日、園田競馬場で行われた第51回兵庫大賞典(1870m)は人気2頭のマッチレースとなり、1番人気タガノジンガロ(牡8 新子雅司厩舎)がエーシンクリアーを退けた。


☆堂山芳則調教師がホッカイドウ競馬の調教師最多勝利記録を更新

6日の門別競馬2レースでミオネイチャーが勝利し、同馬を管理する堂山芳則調教師が1981年の初出走以来1万540戦目で通算1394勝となり、ホッカイドウ競馬歴代調教師最多勝利記録を持つ中村光春元調教師の1393勝を抜いて、歴代最多勝利記録を更新した。

堂山芳則調教師調教師は1951年1月16日生まれの64歳。初出走は1981年4月26日の岩見沢競馬場・マウタオロシ、初勝利はその2日後の4月28日にハクセカイで挙げた(岩見沢競馬場)。これまでカネマサコンコルド、マサノミネルバ、クラキングオー、ササノコバンなどの重賞勝馬を管理したほか、2005年には管理馬モエレジーニアスでJRAの函館2歳ステークスに優勝した。

(ホッカイドウ競馬のリリースによる)


☆6日の門別競馬10レースでクインズパールが勝利し、今年デビューの新人・山本咲希到騎手(松本隆宏厩舎)がデビュー8戦目で初勝利を果たした。

山本騎手は「プロの世界は思ったよりも厳しかったですが、初勝利することができ、すごく嬉しいです。レースでは、道中も良い位置に付けることができ、直線を向いた時は反応もよかったので必死に追いました。今後は一戦一戦を大切に、馬の気持ちを思う騎手になりたいです」とコメントした。

山本咲希到騎手は1996年11月16日生まれの18歳、奈良県出身。今年4月22日の門別8レースで初騎乗(ナナイロ・7着)。8戦目での初勝利となった。

(ホッカイドウ競馬のリリースによる)


☆山崎良騎手(大井)が高知競馬場で期間限定騎乗

山崎良騎手(大井・朝倉実厩舎)が5月4日から8月2日まで、高知競馬場で期間限定騎乗することになった。所属先は田中守厩舎。

(高知競馬公式サイトによる)


☆2歳戦の結果(門別

・5日(晴 稍重)の5レースで行われたJRA認定フレッシュチャレンジ(新馬 1000m)はシンボリクリスエス産駒のトッケンドーナ(牝2 田中淳司厩舎)が逃げ切った。

・6日(晴 良)の5レースで行われたJRA認定フレッシュチャレンジ(新馬 ダート1200m)はサウスヴィグラス産駒のタイニーダンサー(牝2 角川秀樹厩舎)が勝利。向正面は後方に置かれたが徐々に差を詰め、ゴール寸前のひと伸びで差し切った。


☆交流競走の結果
・7日、船橋競馬場(晴 良)で行われたナイスステッキ特別(1600m)は地元船橋のゴーオン(牡3 椎名広明厩舎)が勝利。速めの流れの中で中団待機、勝負どころで一気に押し上げ抜け出した。通算10戦2勝。