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10日、大井競馬場(曇・稍重)で行われたダートグレード競走の第21回ジャパンダートダービー(JpnI・ダート2000m)は、14頭によって行われ、6番手からレースを進めた1番人気のクリソベリル(JRA)が2分06秒1の時計でレースを制し、デビューから無傷の4連勝で重賞2連勝を飾った。勝利騎手は川田将雅。

道中は4番手を進み、先行するヒカリオーソを4コーナーで交わし先頭に立ったデルマルーヴル(JRA)が、直線でクリソベリルに交わされたものの3馬身差の2着を確保し、後方から追い込んだミューチャリー(船橋)がアタマ差届かず3着に続いた。2番人気のデアフルーグ(JRA)は8着に敗れた。

クリソベリルは、父ゴールドアリュール、母クリソプレーズ(その父エルコンドルパサー)という血統、JRA栗東・音無秀孝厩舎所属の牡3歳馬。通算成績は4戦4勝(地方2戦2勝)。重賞は兵庫チャンピオンシップに続き2勝目。

<レース後の関係者のコメント>
1着 クリソベリル(川田将雅騎手)
「無事に勝つことができて良かったです。ゲートを上手に出てから前へ行きたがっていたので、なだめながらレースをしました。その後は想定していた通りに進められたので、直線に向く時には大丈夫かなと思いました。体がまだまだ成長途上ですので、これから先が楽しみです」

1着 クリソベリル(音無秀孝調教師)
「プレッシャーはありましたが、いつも離して勝ってくれるので大丈夫かなと思っていました。前走それまでより前で競馬をしたことで、馬がやる気になり過ぎてしまい、前進気勢が激しかったです。前に行かせてしまうと終いの脚がなくなってしまうので、今回そのあたりが心配でしたが、川田騎手がなだめながら上手く乗ってくれました。今はまだ競馬を覚えている段階ですね。兄のクリソライトとは性格も立ち姿も全く違っていて、クリソライトは揉まれ弱かったのに対して、クリソベリルにはそういったところがありません。次走については慎重に決めたいと思います。今回無事にJpnIを勝つことができましたので、さらに多くの方に応援していただけたらと思います」

2着 デルマルーヴル(戸崎圭太騎手)
「ゲートを出て折り合いがついて、道中スムーズに運べました。今日は勝った馬が強かったですが、この馬自身もまだ手前が替えられなかったりと若いところがあるので、この先が楽しみです」

3着 ミューチャリー(御神本訓史騎手)
「あの位置からのレースでしたが、この馬のレースをすることはできました。結果論ですが前走の東京ダービーは前に行き過ぎたのかもしれません。ただ最後2頭の間を割ろうとした時に怯んでしまいました。今後に向けて課題のみえたレースでしたね」

8着 デアフルーグ(津村明秀騎手)
「丁度良い流れでポジションを取ることができて、クリソベリルをみる形でレースができました。勝負どころのこれからと思ったところで突き離されてしまったのは疲れがあるのかもしれません。コース、距離、ナイターについては大丈夫でした」

10着 ロードグラディオ(M.デムーロ騎手)
「今日の一番の敗因は距離ですね。この馬には長かったです」

(取材:小屋敷彰吾)

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