3月20日(木)「黒船賞(高知)はセイクリムズンが制す」ほか [全国競馬情報]
2014/03/20(木) 18:21

●●ダートグレード競走の結果●●

<18日(火)>

・高知競馬場(天候・曇、馬場状態・重)で行われたダートグレード競走・農林水産大臣賞典第16回黒船賞(JpnIII・ダート1400m・4歳以上・1着賞金2100万円)は、地元高知から4頭、JRAから5頭、他地区から3頭の合わせて12頭が出走した。

 ダイショウジェットが若干遅れた以外は、ほぼ揃ったスタート。スタンド前でJRAのティアップワイルドが徐々に前に出て、先手を奪う。その直後に同じくJRAのセイクリムズン、名古屋のクリスタルボーイと続く。

 3コーナーを回り、流れが変わる。中団にいたJRAドリームバレンチノが動いて3番手へ。4コーナーでは、先行していたティアップワイルドをセイクリムズンが交わし先頭に立つ。これをドリームバレンチノが追って最後の直線へ。

 結局セイクリムズンがさらに突き放し、2馬身差の快勝。黒船賞3連覇を達成した。2着にドリームバレンチノ、追い込んできたダイショウジェットが3着に入った。

 勝ったセイクリムズンは、父エイシンサンディ、母スダリーフ(その父サウスアトランティック)という血統の牡8歳・黒鹿毛馬。JRA栗東・服部利之調教師の管理馬。通算成績は52戦16勝(うち地方18戦7勝)となった。去年の黒船賞以来、1年ぶりの勝ち星で重賞9勝目をマークした。

 

<19日(水)>

・船橋競馬場(曇 稍重)ではダートグレード競走、第59回ダイオライト記念(JpnII・ダート2400m)が行われ、2番人気ニホンピロアワーズ(JRA)が好位追走から直線抜け出して完勝した。

レースはトウショウフリークが逃げ、サミットストーンが2番手。3番手のインに1番人気ムスカテール、ニホンピロアワーズは4番手追走でレースが流れる。ナイスミーチューとアウトジェネラルは中団から。2周目の向正面でも各馬の位置取りは変わらず、勝負どころでニホンピロアワーズが動いて2番手に上がり直線へ。一旦トウショウフリークが突き放すが、ニホンピロアワーズがこれを楽々とらえてゴールイン。勝ちタイムは2分34秒6、勝利騎手はJRAの酒井学。2馬身差の2着に3番人気のトウショウフリークが粘り、JRA勢のワンツー。3着は7番人気サミットストーン(船橋)だった。1番人気のムスカテール(JRA)は4コーナーで離され、直線追ったものの5着に終わった。

ニホンピロアワーズは父ホワイトマズル、母ニホンピロルピナス(母の父アドマイヤベガ)、7歳青鹿毛馬。JRA栗東・大橋勇樹厩舎。2012年のジャパンカップダート(GI)の勝馬。東海ステークスを勝って臨んだフェブラリーステークスで8着となり、巻き返しを期しての出走だった。通算30戦13勝(うち地方8戦4勝)、重賞は7勝目となった。レース後の関係者のコメントは以下の通り。

 

1着 ニホンピロアワーズ(酒井学騎手)

「前走のフェブラリーステークスからも順調に調整でき、調子が良かったです。力を発揮してくれました。あまり後手を踏まないように、そして左回りは各コーナーでもたつくので、そうならないように気をつけました。実際は、全てのコーナーを上手に回ってくれました。武騎手が引っ張る展開で、内目に1番人気の馬がいて、いつでも交わせる状況でした。イメージ通りに乗ることができました。追い出してからもしっかり反応して、最後まで気持ちを切らさずに走ってくれました。今後もダート路線でまだまだ強いところを見せていきたいですし、結果を残していきたいです。」

 

(大橋調教師)

「前走は競馬という競馬をしておらず、力を発揮できずに終わってしまいました。今回は距離もメンバーも恵まれて、負けられないという思いでしたし、力通りのレースをしてくれました。ここまでレースを使っているので、今回はそんなに調教をせず、体調の維持で良いと思い調整してきました。輸送では馬体重が減るのですが、飼い葉を食べて自分で調整してくれるので、心配はありませんでした。春は帝王賞を目標にしていきます。ホッコータルマエやベルシャザールなどが出てくるでしょうから、負けないように頑張ってほしいです。」

 

2着 トウショウフリーク(武豊騎手)

「今回はハミを替えて、その効果があったのか、道中の溜めがききました。GIホースと同じ斤量でよく頑張ってくれました。」

 

3着 サミットストーン(石崎駿騎手)

「調教師から"2番手に行くように"と言われていました。ゲートの出は問題ないですし、手応えもありました。大跳びで、あまり器用なタイプではありませんが、力はあります。スタート次第である程度前につけられれば、距離が短くても大丈夫です。」

 

4着 ゴールドバシリスク(的場文男騎手)

「このぐらいの距離が走りますね。」

 

5着 ムスカテール(岩田康誠騎手)

「前回に引き続き、今回も状態は良かったです。しかし、3コーナー過ぎで、周りに囲まれて嫌気が差したのか、もう余力がありませんでした。敗因はよく分かりません。」

 

(取材:米田元気)

 

 

●●JRA交流競走の勝ち馬●●

<18日(火)>

●高知(天候:曇 馬場:重)

★はりまや盃(第3競走・4歳以上・ダート1400m・12頭立て)

 ジャルダンスクレ・牝4歳・JRA栗東:中竹和也厩舎・父Medaglia d'Oro

●船橋(天候:曇 馬場:稍重)

★ベストビット特別(第10競走・3歳・ダート1800m・13頭立て)

 スマートバベル・牝3歳・船橋:川島正一厩舎・父サウスヴィグラス

<19日(水)>

●船橋(天候:曇 馬場:稍重)

★フレンドリービット特別(第10競走・4歳以上・ダート1800m・13頭立て)

 スマートファミリア・牡5歳・船橋:川島正行厩舎・父アドマイヤムーン

●名古屋(天候:晴 馬場:重)

★名古屋CC キウイ賞(第9競走・3歳・ダート1400m・10頭立て)

 コウエイダイオウ・牡3歳・JRA栗東:松元茂樹厩舎・父サクラバクシンオー

 

(担当:小林雅巳)