お知らせ:

競馬実況web

27日(水)川崎競馬場(曇・良)で行われた第65回エンプレス杯(JpnII・2100m)は、道中2番手を進んだ2番人気のプリンシアコメータ(JRA)が、2周目の3コーナーから仕掛けて早め先頭に立ち、そのまま押し切って交流重賞3勝目を挙げた。勝ち時計は2分15秒3。勝利騎手は岩田康誠。   

2着争いは、直線でプリンシアコメータに追いすがった1番人気のビスカリア(JRA)を、中団待機から最後交わしたブランシェクール(大井)が、2馬身差の2着に上がり、3着に1馬身半差でビスカリアが続いた。

プリンシアコメータは父スパイキュール、母ベルモントフェリス(その父アジュディケーティング)という血統の牝6歳馬。JRA美浦・矢野英一厩舎の管理馬。通算成績は26戦7勝。2017年クイーン賞、2018年レディスプレリュードに続き交流重賞3勝目となった。

<レース後の関係者のコメント>
1着 プリンシアコメータ(岩田康誠騎手)
「うまく走ってくれましたし、強い内容でした。パドックで馬にまたがった時に落ち着いていたので、あとはゲートだけ気をつけようと思っていました。うまくゲートを出てからは流れに乗ってくれました。ペースが速かった分、最後の直線では少し苦しそうでしたが、直線半ばを過ぎてからはもうひと伸びしてくれました。今後さらに強くなると思いますので、この馬の走りを応援してください」

2着 ブランシェクール(吉原寛人騎手)
「今日で引退ということでしたが、良いレースができました。今回初めてブリンカーを着けて、最後までしっかりと走ってくれました。指示通りレースも進められましたが、どうしてもいつも前に一頭いることが残念です。本当によく頑張ってくれました」

3着 ビスカリア(森泰斗騎手)
「前走は色々なことが噛み合っての勝利でしたが、今日は展開が向かなかったですね。そういうなかで勝ちに動いたわりによく頑張っていますし、この馬自身力をつけています」

4着 ミッシングリンク(戸崎圭太騎手)
「去年はパサパサの馬場で、外を回されて手ごたえがなくなってしまいましたが、今年は枠順を生かしてうまく立ち回れました。良いレースをしてくれましたが、久々の分が多少影響したのかもしれません」

11着 クレイジーアクセル(笹川翼騎手)
「今日は自分の競馬ができませんでした。いつも通りハナに立てたので、途中で息を入れられたらと思っていたのですが、容赦なく強い馬に来られてしまい、苦しかったです」

(取材:小屋敷彰吾)

お知らせ

お知らせ一覧