JRAは18日、今週の競馬開催に向けて実施した「飼料添加物『グリーンカル』が納入されていた厩舎の今週出走予定馬に対する薬物検査」について、実施した美浦74頭、栗東291頭の計365頭すべての馬が『陰性』だったと発表した。
また、JRAは後藤正幸理事長の署名で、以下の謝罪コメントを発表した。
<公正競馬の徹底について>
6月14日(金)夕刻、飼料添加物『グリーンカル』に禁止薬物(テオブロミン)が含まれていることが判明し、15日(土)、16日(日)の出走予定馬の一部について禁止薬物の影響下にある可能性が否定できない状況となり、多数の馬を競走から除外しました。「公正な競馬の実施」を経営の基本方針に掲げるJRAとしては、係る事態になりましたことについて、お客様および関係者の皆様に深くお詫び申し上げます。
JRAは、飼料製造業者や販売業者に対し飼料添加物等の品質管理や販売前検査について、これまでも周知・徹底してきたところですが、このような事態に至りましたことを大変重く受け止めております。
つきましては、現在原因究明を徹底して行っており、このような事案が二度と起こらないように再発防止に努めてまいります。
お客様および関係者の皆様には、ご迷惑とご心配をお掛けしましたことを重ねてお詫び申し上げます。
(2019年6月18日 日本中央競馬会理事長 後藤正幸)