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JRAは14日、2011年の牡馬クラシック3冠を制すなど活躍したオルフェーヴルを顕彰馬に選定したことを発表した。
1984年に顕彰馬制度が始まって以降、これで31頭目の顕彰馬となる。

今回は1994年4月1日から2014年3月31日までに競走馬登録を抹消した馬が選定の対象で、記者(196名)の投票で、全体の75%にあたる147名以上の票を得ることが条件だったが、オルフェーヴルは全体の95.9%にあたる188票を獲得した。

なお今回の投票では、これまで記者1人あたり2頭まで認められていた投票を、JRA60周年記念事業として選出が行われた昨年に続いて、最大4頭まで拡大して行われた。

現役中の馬主だった有限会社サンデーレーシング代表の吉田俊介氏
「このたびは、オルフェーヴルを顕彰馬に選定していただきまして、ありがとうございました。
これまでの偉大な三冠馬達とともに、殿堂入りを果たすことができ、光栄の至りです。
出資者の皆様、池江調教師はじめ関係者の方々、そして応援していただいたファンの皆様とともに、その栄誉に浴したいと思います。
再来年から初年度産駒がデビューいたしますが、オルフェーヴル同様に応援していただければ幸いです」

管理していた池江泰寿調教師(栗東)
「このたびは、オルフェーヴルが顕彰馬に選出され、大変光栄に思います。
同時に、今までオルフェーヴルを応援してくださったファンの方々に、心から感謝申し上げます。
完璧な内容で三冠を奪取した3歳時や、反対に3コーナーで逸走し皆様にご迷惑をおかけした阪神大賞典(GII)など、何かと思い出多き馬ではありましたが、
やはり"世界"に最も近づいた2012年の凱旋門賞(G1)と、力の違いを誇示したラストランの有馬記念(GI)が、より記憶に残るレースだったと思います。
凱旋門賞(G1)制覇の夢は成し遂げられませんでしたが、きっと産駒たちがその夢を受け継いでくれるものと信じております。
これからも、種牡馬オルフェーヴルを応援いただきますよう、よろしくお願い申し上げます」

今回のオルフェーヴルの選定にあたり、10月12日(祝月)の京都競馬第10競走(大原ステークス、3歳以上1600万円以下、芝2000m)のレース名を『顕彰馬選定記念 オルフェーヴルメモリアル』に変更し、記念競走として行われることになった。
レース当日は、昼休みに京都競馬場のウイナーズサークルで表彰セレモニーが行われるほか、京都・東京競馬場で特別版のレーシングプログラムが配布される。

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