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8月25日(日)に新潟競馬場で行われる第39回新潟2歳ステークス(GIII)に登録しているウーマンズハート(牝2、栗東・西浦勝一厩舎)について、追い切り後の深川享史調教助手のコメントは以下の通り。

(前走の新馬戦1着を振り返って)
「スタートはまずまず決めてもらって、道中も折り合い良く走ってくれました。終いはこちらの想像以上の切れ味でした。
(上がり32秒0)その数字を見て驚きました。
持って生まれたバネと柔らかさと、速く走るためのものを備えているという感じです。まだそんなに仕上げたわけではないので、素質だけで走ってくれたような感じです。
落ち着いて馬運車の中も行儀良く、そんなに普段からバリバリ飼い葉を食べるタイプではないのですが、向こうに着いてからもあの馬なりに食べてくれていました。落ち着いた雰囲気で競馬に臨めました」

(前走後の調整について)
「競馬後はとりあえず馬の無事を確認しました。この血統は少しテンションを気にするので、使っていくごとに少し気難しいところを見せる時があるので、その辺を注意しました。先週までは落ち着かせて整える程度に調整しました。今週はまだ落ち着いて良い雰囲気だったので、当初よりも今日は負荷をかけることができました」

(最終追い切りを振り返って)
「道中は折り合い良く行って、終いは少し反応させるという感じで、その通りの良い調教ができたと思います」

(兄弟と似ているところは?)
「みんな乗り味が良くて、背中の良い馬が多いのですが、それに加えてこの馬はすごく跳びが綺麗です。ティーハーフ、サドンストーム、デザートストームなどはピッチ走法でザ・短距離みたいなのが多いのですが、この馬に関しては少し距離がもつ走りをするなという印象でした。正直、どこまで距離がもつのかはやってみないと分からないのですが、将来性を感じさせてくれる走りをしてくれます。
強く母系が出る血統なのですが、この馬に関しては少しハーツクライも出てくれているのかなと思っています」

(今回のレースに向けて)
「結果を出せていますが、適性があるかどうかはまだ一回しか走っていないので分かりません。綺麗な走りをするので、大きなコースは舞台としては合うと思います。
レースに関しては、特にどんなレースをしてほしいというのはないのですが、この馬の末脚を生かすような、流れに乗ったレースができればとは思っています。
スローペースになっても鞍上の中でコントロールできる馬なので、折り合いに関してはそんなに不安はないですし、流れに乗れたら良いなとは思っています。
まだキャリア一戦で未知な部分が多いですし、他にも一回使ってガラッと変わってくる馬が多いと思います。しかし、素質ではこの重賞でも全く引けは取らないと思っています。期待していますし、応援して下さい」

(取材:米田元気)

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