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9月2日(日)に小倉競馬場で行われる第38回小倉2歳ステークス(GIII)に登録しているシングルアップ(牡2、栗東・寺島良厩舎)について、追い切り後の寺島良調教師のコメントは以下の通り。

(2戦2勝を振り返って)
「もともと育成の段階から早めに使えるかなということで、早めにこちらに持ってきてもらいました。新馬は良い勝ち方をしてくれて、予定通りと言いますか、小倉2歳ステークスまで行けたら良いなということで、結果も上手く伴ってくれました。思った以上にしっかり走ってくれたという印象です。
新馬は初めてだったので、様子を見ながらの競馬でした。前走のフェニックス賞に関しては1200mに対応させるという意味がありました。頭数も揃っていなかったので、あの馬に限っては上がりの競馬になるよりは自分で積極的に行った方が良い味が出る感じもあったので、あのような競馬をしてもらいました。
ジョッキーともその辺は話して、馬が本当にそれに応えてくれました。思った以上にスピードに乗ってくれたので、あのような感じになってくれて良かったと思います。
新馬戦の時は二の脚で行った感じでしたが、前走はポンと出て、そのまま二の脚も速くて逃げる形になりました。絶対逃げないといけないわけではないので、あの馬のレースができればと思っています。
頭数が揃っていなかったので、小倉2歳ステークスの試走みたいな意味で使ったのですが、結果もすごく良い感じで良かったと思います。
4コーナーの感じでもう十分かなというか、良い感じで行っていました。後ろからも1頭、2着の馬が来ていましたが、まだ余裕を持って見ていました。
ここまでは本当にこちらの期待以上に走ってもらったというか、予定通りな感じで来ているので、何とか次も頑張ってほしいと思います」

(前走後の調整について)
「どうしても短距離馬っぽい気性のオンとオフがあって、オンになった時はきついところがあります。中2週ということもありますので、そんなに無理をさせずに先週は15ー15を2本やって、今週もジョッキーに確かめてもらうという感じでやれました。テンションの維持というだけでやれたような気がします。
終いの反応だけ見てほしいとジョッキーには話しました。新馬と前走の時に比べても最後の動きは素軽くなっているな、走り方がしっかりしてきたなというのは印象にあります。
体が良くなってきたのでしょうか。まだ新馬の時は少し外に張ったりするところもありましたが、今はそういうところもなくなりました。レース振りもすごく良くなりましたし、良い馬になっています」

(前走は+14キロだったが?)
「こちらで(体重を)測った時は±0ぐらいの感じで、むしろ輸送してそれだけプラス体重になったというか、少し分かりませんでした。この暑い中、マイナス体重になるよりは、大柄な馬なので、ああいう感じで成長していった方が良いかなと思います。あまり体重に関しては気にしていません。
普段のオフモードの時はゆったりしている馬ですが、新馬の時みたいに馬っ気を出すところだけは気を付けないといけないと思っています」

(今回のレースに向けて)
「前走より頭数が揃って、メンバーもしっかり揃っているところです。次に繋がるようなレースをしてくれれば良いと思います。
2歳にしてはこれだけの馬格があって、完成度がこの時期としてはすごい高いので、その分が今の結果に繋がっているのかなと思います。
馬房ではのんびりしているというか、走る時までは無駄なことはあまりしないので、良い馬だと思います。
次は本当にメンバーがしっかり揃っているので、この馬のレースをすればそれなりの結果は付いてくるかなと思うので、何とか頑張ってほしいと思います。
時計が速くなると思うので、結構厳しいレースにはなると思います。ただこの馬は気が良いので、勝負根性を見せてくれて、最後は凌いでくれたらと思います。
この結果次第では、1400mの新馬を走っていますし、賞金を加算すれば選択肢は増えると思います。1200mで行くか、1400m、1600mまで行くかというのは、結果を見ながら決めていきたいです」

(取材:米田元気)

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